原発のない社会をめざして 古川元久・前国家戦略担当相が語った本音 『原発ゼロ』を決めたのは"変節"でも"ポピュリズム"でもない

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古川元久・前国家戦略担当相が語った本音 『原発ゼロ』を決めたのは"変節"でも"ポピュリズム"でもない

現代ビジネスのインタビューで、前国家戦略担当相の古川元久氏が「原発ゼロ」について語っていました。
いよいよ衆院選が決まりましたが、どこの政党という事にかかわらず…今まで原発に懐疑的な発言をしていた議員をしっかりと選び、きちんと当選をさせていかなくてはなりません。古川氏は「直ちに原発をなくせ」とは言っていないところが少々気になるところではありますが、愛知の方は頑張って彼を応援してあげてほしいと思います。
以下は転載です。






【古川元久・前国家戦略担当相が語った本音 『原発ゼロ』を決めたのは"変節"でも"ポピュリズム"でもない】
現代ビジネス 2012年11月14日

政府は9月に決めた「革新的エネルギー・環境戦略」で、「2030年代に原発稼働ゼロを可能にするよう、あらゆる政策資源を投入する」ことを決めた。事実上の「原発ゼロ」宣言に、経済界や原発立地自治体は猛烈に反発。日米原子力協定を結ぶ米国からも強い懸念の声が内閣に寄せられたという。

戦略をまとめる過程で主に議論を続けてきたのは、細野豪志・環境相兼原子力行政担当相、枝野幸男・経済産業相兼原子力損害賠償支援機構担当相、古川元久・国家戦略担当相、仙谷由人・民主党政策調査会長代行の4人。

当初、脱原発派の枝野氏に対して、仙谷、細野、古川の3氏は原発容認派と見られていた。ところが会議の中盤から古川氏が最も「脱原発」を主張するように変わったという。原発の存続と再稼働を画策していた経産官僚などからは「変節した」と指弾される古川氏。いったい、脱原発を目指す方針に転向した背景には何があったのか---。

■いつか必ずそうならざるを得ない現実

「私が革新的エネルギー・環境戦略で最終的に『原発ゼロ』を目指すことにした最大の理由は、使用済み核燃料の問題です。原発を動かした場合に、出てくる"ゴミ"をどう処理するかは決まっていません。そんな中で原発を動かし続ければ、いつかゴミの一時的な置き場すらなくなって、原発は動かせなくなる。この使用済み核燃料の処理の問題を考えれば、原発ゼロは選択肢の問題ではなく、いつか必ずそうならざるを得ない現実なのです」

もちろん、古川氏がそう考えるに至ったきっかけは東日本大震災に伴う東京電力福島第一原発の事故だったという。

「福島第一原発の事故でパンドラの箱が開いてしまったのです。これまでは使用済み燃料は再処理されて利用されるので、"ゴミではなく資源"とされてきました。いつかは最終処分せざるをえないとしても、それはずっと先の話として、最終処分場も決まらないまま、この問題に真剣に向かい合ってこなかった。しかし、今回の事故でこの使用済み燃料の処分の問題をはじめ、これまでの原子力政策のさまざまな矛盾が国民の目に明らかになってしまった。もはやこうした問題を直視しないわけにはいかないのです」

古川氏は内閣府特命大臣として、国家戦略担当のほか、科学技術担当なども兼務した。そこで担当する日本学術会議などの知見を得ることになる。

「これまで考えられてきた我が国の最終処分の方法は、廃棄物をカプセル容器に密閉したうえで、地下深くに掘った空間の中に閉じ込めてしまおうというものです。ところが、先日、学術会議が提言書を発表し、日本列島の地層は不安定で最終処分の適地がないと指摘しました。つまり日本には捨て場所がないのです」

■使用済み燃料の処理の問題はどうするのか

政治家4人による原発是非論は時に白熱したようだ。もともと仙谷氏は政権交代した後、日本企業の原発輸出の旗を振った。原発推進派と言っていい。細野氏も官僚の話を良く聞くタイプで、原発には理解があった。枝野氏はもともとの政治的なスタンスから脱原発派と見られていた。

会議はたいがい2対2の激論になったという。時には激昂した仙谷氏が「お前、菅と一緒にやればいい」と古川氏を怒鳴りつける場面もあったという。菅とはもちろん、脱原発を掲げた菅直人・前首相の事である。

「私も事故以前は原発は必要だと考えてきましたが、お恥ずかしながら、こうした(廃棄物)問題までトコトン突き詰めて考えてはいなかった。しかし事故が起きてこれまでの原子力政策を検証し、見直す中で、こうしたさまざまな矛盾に気がついたのです。これは私だけでなく、多くの国民の皆さんも同じではないでしょうか」

古川氏が脱原発に舵を切った背景に選挙区事情がある、という見方もある。古川氏の選挙区は愛知2区。名古屋は圧倒的に中日新聞の影響力が大きい。中日新聞や系列の東京新聞は強硬な「脱原発」の論陣を張っている。

そんな中で、選挙区の主婦層などの声を無視して古川氏が「原発容認」の姿勢を打ち出すことなど無理だ、というのだ。さらに愛知2区からは世論掌握に長けている河村たかし名古屋市長が立候補するのではないか、という噂が絶えない。古川氏も自身の決断を「ポピュリズムかどうか」自問自答したという。

「私が出した原発ゼロの方針に対しては、『無責任だ』とか『ポピュリズムだ』といった批判をされたりします。これまで私が親しくしてきた方からもこうした批判を受けることがあります。しかし本当に『無責任』なのか、『ポピュリズム』なのか。そういう方々に私は、『それではこの使用済み燃料の処理の問題はどうするのですか』と問いたいと思います。この現実を直視すれば、いつかは原発ゼロにならざるを得ないのです。ならばいまから原発に頼らないで済むエネルギー社会の実現に向けて全力を尽くすのが、あの事故を経験し、これまでの原子力政策の矛盾に気づいた私たちの世代が、将来世代のために果たすべき責任ではないでしょうか」

■「原発稼動ゼロ」が可能となる状況を一日も早く作っていく

古川氏は5月18日の段階で、「原子力発電について」という文書をまとめ、支援者などに配っている。考え抜いたうえで、自分の考えをまとめて以降、古川氏はブレていない。政治家として腹をくくった、ということだろう。

「私はいまを生きる私たちの責任は、前の世代から受け継いだこの国を少しでも良くして次の世代に引き継ぐことだと思っています。そう考えれば、自分たちのいまの生活のことだけ考えて、使用済み燃料という危険でコストのかかる大きな負の遺産を次世代にツケ回しし続けるのは、あまりに無責任ではないか。私はそう考えました」

政府が決めたのはあくまで「2030年代に原発稼働ゼロを可能にする」ということであって、正確には、「原発ゼロ」を決めたわけではない。

「しかしだからといって、直ちに原発をなくせとは言っていません。再生可能エネルギーの開発を急ぐとともに、蓄電池開発やコジェネの活用、新型の石炭火力の新設など火力発電の効率化の推進などによって、原発に替わる代替エネルギーを確保しながら、徐々に原発への依存度を下げ、最終的には『原発稼動ゼロ』が可能となる状況を一日も早く作っていくのが適当だと考えています」

つまり、政府のビジョンとして方向性を示した、というわけである。古川氏は政権交代以降、国家戦略というまさに国家ビジョン策定の中心にい続けた。

「私は政権交代以来、内閣府副大臣や官房副長官、そしてこの1年あまりは国家戦略担当大臣として時の政権の中心的な課題に取り組んできました。大臣としては『日本再生戦略』をまとめました。これは日本が今後目指すべき国のビジョンを『共創の国』という形でまとめ、その実現のために必要な11の戦略をトータルに示すことができたと自負しています」

■マイナンバーは必要不可欠な社会インフラ

国家戦略室は民主党の政権交代の目玉だった。

「初代国家戦略室長として、国家戦略室を立ち上げた者としては、国家戦略室を法律で局に格上げし、権限を明確にして定員も予算もきちんと確保したいとずっと思ってきました。大臣になって是非実現したいと思いましたが、残念ながらねじれ国会の中で『局』への格上げを実現する法案は提出できませんでした」

それでも「国のかたち」を変えていくために様々な政策を実行に移した。

「私が国家戦略室長時代に検討を始めた社会保障・税共通番号、いわゆるマイナンバーについては、大臣として法案を提出し、その成立をめざしました。これは公平・公正で効率的な社会保障制度や税制を実現する上で、必要不可欠な社会インフラだと思います。誰が政権を担ったとしても絶対に必要な制度です。

10月の内閣改造で大臣を退任し、衆議院内閣委員会の委員長を拝命しました。マイナンバー法案を審議するのは、内閣委員会です。一日も早くこの法案を通すことができるよう、委員長としての職責を果たしていきたいと思います」

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彼岸花さんへ

彼岸花さん、おはようございます。

> このリスト、また記事にさせていただきますね♪

ぜひぜひお願いいたします。私ももう少し選挙が近づいたら記事にします。
どんどん転載してもらって広めたいですね♪
ありがとうございました。合掌

No title

うみそら居士さん。ありがとうございます。
このリスト、また記事にさせていただきますね♪

ほんとに、脱原発だけを争点にして、ふるいにかけて、
推進議員はみな退場願いたいですね!^^

彼岸花さんへ

彼岸花さん、ありがとうございます。
本当ですね。私も、この古川さんという人は何とか当選させてあげたいと思います。

本当なら、共産党や社民党…あるいは国民の生活が第一あたりが政権を取れば、
「脱原発」は手っ取り早いと思うのですが…残念ながらそれはまず無理でしょう。
そうだとすれば、どこの政党が与党になるかにかかわらず、
一人でも多く「脱原発」を主張する人を当選させるより他はないですものね。

民主党では、古川さん以外には…菅さんに枝野さん、川内さんなんかも抗議行動に参加されていましたから応援してあげたいですね。
それから、後は「原発ゼロの会」に参加している政治家ですか?

民主党
<衆議院> 泉 健太、稲見 哲男、逢坂 誠二(*)、大谷 信盛、奥野 総一郎、近藤 昭一(*)、篠原 孝、橘 秀徳、玉置 公良、中川 治、橋本 勉、初鹿 明博、福田 昭夫、藤田 一枝、松崎 公昭、宮崎 岳志、本村 賢太郎、柳田 和己、山崎 誠、山崎 麻耶、横路 孝弘、山田 正彦、長島 一由

<参議院> 大河原 雅子、今野 東、武内 則男、田城 郁、ツルネン マルテイ

自由民主党
<衆議院> 河野 太郎(*)、永岡 桂子
<参議院> 長谷川 岳(*)

国民の生活が第一
<衆議院> 相原 志乃、太田 和美(*)、大谷 啓、岡本 英子、加藤 学、金子 健一、川島 智太郎、菊池 長右エ門、黒田 雄、古賀 敬章、鈴木 克昌、玉城 デニー、福嶋 健一郎、牧 義夫、松崎 哲久、三宅 雪子
<参議院> 姫井 由美子、森 ゆうこ

公明党
<参議院> 加藤 修一(*)

みんなの党
<衆議院> 山内 康一(*)、柿澤 未途、杉本 かずみ
<参議院> 小野 次郎、川田 龍平

日本共産党
<衆議院> 赤嶺 政賢、笠井 亮(*)、穀田 恵二、佐々木 憲昭、志位 和夫、塩川 鉄也、高橋 千鶴子、宮本 岳志
<参議院> 市田 忠義、井上 哲士、紙 智子、大門 実紀史、田村 智子、山下 芳生

社会民主党
<衆議院> 阿部 知子(*)、重野 安正、照屋 寛徳、中島 隆利、服部 良一
<参議院> 福島 みずほ、山内 徳信、吉田 忠智

新党きづな
<衆議院> 石田 三示、内山 晃、斎藤 やすのり(*)、中後 淳、三輪 信昭

新党大地・真民主
<参議院> 平山 誠

新党日本
<衆議院> 田中 康夫

新党改革
<参議院> 荒井 広幸

無所属
<衆議院> 佐藤 ゆうこ、瑞慶覧 長敏、中津川 博郷、平山 泰朗、亀井 静香
<参議院> 糸数 慶子、亀井 亜紀子、行田 邦子、谷岡 郁子


なんとか、この方たちにも頑張ってほしいですね。
私もできる限り応援をしようと思います。後は都知事選の宇都宮氏ですね。
宇都宮氏の公式ツイッターを見つけたのでフォローしたら、
あちらからもすぐにフォロー返しをしてくださいましたよ。

ありがとうございました。合掌

No title

こんにちは。
古川前国家戦略担当相。
私は大したものだと高く評価しています。民主党の中で、一番肝が
据わっているのではないでしょうか。頭もいいひとだなあ、と思います。
元は原発推進だったという…。でも、論理的に考えて、原発はダメだ、と
考えを決めてからの彼は、大したものだったと思います。
初めて私が彼を意識したのは、7月14日NHK『激論!日本のエネルギー』
という」討論番組ででした。
原発0,15,20~25%のそれぞれの立場で話し合うという…
番組自体には大いに不満だったのですが、ここでの古川氏の受け答えの
明快にして率直なこと、そして、どうやら、脱原発を進めたいという立場に立って
腹をくくっている感じに、「おや?こんな人が民主党にいたのか!」と
驚いたのでした…
彼はもともと仙石派。それなのに、よく、仙石氏の意向に反するようなことを
やってのけたものです。彼と枝野氏がいなかったら、野田政権は文句なし、
原発推進政策を推し進めていたでしょう。
枝野氏が時にブレて見えるのに比べても、古川氏は意志の強さを感じます。
20歳で司法試験合格。31歳で初登院。いろいろな部門を担当しているし、
相当な切れ者だと思います。将来の大物になるんじゃないでしょうか。

願わくは国民が、こういう人までもを落選させないようにしてほしいですね。
河村たかし氏が国政に立候補すると、選挙はきつい戦いになりますね。
私は河村氏は最初のころ、もう少し庶民のバランス感覚のある政治家かと
思っていたけれど、『南京大虐殺はなかった』発言で、ああ、そういう人間か!
と思ってしまいました。

これは!と思う政治家は稀で、がっかりするような政治家ばかりうじょうじょいる
現実。ようく見て、篩にかけたいものですね。

MATZ-TSさんへ

MATZ-TSさん、おはようございます。
そうですね。私も、長期ビジョンをしっかりと持つことは大事だと思います。
そう考えれば…当面の再稼働も仕方のない部分もあるのかもしれませんが、
そのためには、まず古い原発や危険が指摘されている原発の廃炉を明言して、
揺るぎのない「脱原発」の覚悟をしっかりと国民に見せる必要がありますね。
今のままで再稼働では、まったく昔のままに戻るようにしか見えませんから、
脱原発を求める国民が民主党を支持することはないでしょうね。

自民党はぜんぜん論外ですね。ほとんどの議員が原発推進を口にしていますし、
MATZ-TSさんがおっしゃる通りだと思います。

いよいよ選挙ですね。一体どういう結果になるのですかね?
第三極などと言われる人達に注目が集まっているようですが、
小沢さんの新党はまったく無視されていますね。
私…個人的には、個々の政党などには関係なく、
脱原発を願う議員の総数が増えてくれればいいと思うのですが…
ありがとうございました。合掌

No title

MATZ-TSです.こんにちは.エネルギー政策の変更は困難な道ですが,まず長期ビジョンをしっかり持つことですよね.ただ,実際は防衛,経済,色んな面で折り合いをつけながら,一歩ずつすすむしかないのではないでしょうか.
 脱原発は無責任という政党は,現在抱えている放射性廃棄物を出し続けることが「責任を持つこと」だとも思っているのでしょうか?
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