原発のない社会をめざして 大泉その枝さんの詩 【積 鬼 (つみき)】

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大泉その枝さんの詩 【積 鬼 (つみき)】

今回は、東京新聞東京新聞の、「3・11後を生きる」という連載の中から、2012年12月13日に掲載されていた「積鬼」という詩をご紹介いたします。以下…






【積 鬼 (つみき)】
大泉その枝

札束を積む
札束を積む
誰かがこくんと頷くまで

札束を積む 
札束を積む
これでもか これでもかと
紙きれと引き換えに失うもの
紙きれと引き換えに奪われるもの

手を伸ばしたが最後
しまった! と気がついたとき
スーツを着た鬼はとっくに姿をくらまして
鼻で嗤っているだろう
「容易いもんだ」と
「阿呆な奴らだ」と

今日もどこかで紙きれの塔ができる

貧しい者の目の前で
強欲な者の目の前で
抵抗する者の目の前で
黙秘する者の目の前で

真実を知る者
「お断りします」と
塔を押し返した両腕は切り落とされ
見せしめの如く吊される
辛うじて生き延びた両足は
今頃どこを歩いているのだろう

ああ 買い上げられることなかれ
鬼はあなたのすぐ側で
まだか まだかと待っている
あなたがこくんと頷くまで
世界がこくんと頷くまで
(「脱原発・自然エネルギー218人詩集」より)

おおいずみ そのえ
1985年、神奈川県生まれ。沖縄国際大学卒業。詩集に『銀の花』『Punjel』。沖縄県金武町在住。

私が赤ちゃんの頃チェルノブイリ原発事故が起き、私が育った岐阜県瑞浪市には超深地層研究所という高レベル放射性廃棄物の地下処分研究施設がある。今、私の住む沖縄では原発と基地はよく似ていると言われている。生活に入りこまれ、息苦しい日々が日常になる。
しかし、持続可能な未来は、人間の良心と毎日のささやかな選択から始まると思う。命ある者として、光ある明日のために、何げない今日を輝かせたい。掲載詩は二〇〇九年に発表した。

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