原発のない社会をめざして 【風力発電は原発の代替エネルギーにはなれるものではないの?(後編)】

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【風力発電は原発の代替エネルギーにはなれるものではないの?(後編)】

前回の続きです。



【風力発電は原発の代替エネルギーにはなれるものではないの?(後編)】

玉川 「洋上に施設を作ると、漁業ができなくなるんではないかという問題が今までいろいろとあったわけですけど、実は魚礁になるというんです。テストの小さいやつでも魚がどんどん寄ってきて、あの上で釣りをするとものすごく釣れるらしいんですよね。だから逆に言うと漁業にプラスじゃないかという話もある」

「それから、経済波及効果のポイントなんですけど、風車っていうのは何となく、見た目上簡単だから、あんまり技術とかないんじゃないかと思うと、実は部品の数がすごいんですね。1~2万点の部品を使うんです。ガソリン車は3万点、電気自動車は1万点ということで、ほぼ自動車並みの部品がある。つまり風車を作って輸出するということになれば、日本の産業にとってプラスになってくるわけですね」

「今日本では、風車の世界シェアが3%しかない。技術はものすごいあるのに…。これをどんどん作って輸出するということになれば、日本にとってプラスになりますよね」

「それから雇用の促進にもなる。「2030年に風力発電を7%」を目指すという目標があったんですが、これを実現させるためには50万人増やさなければならない。だから(風力)を増やすということを決めれば50万人の雇用につながるということで、非常に経済的な効果も大きいんです」

■しかしネックがある。送電網の問題

京都大学 宇都宮智昭準教授 「電力網ですね。これが必ずしも再生可能エネルギーの大量導入についてないという現状はあると思います」

現在の仕組みは、遠くで大量に発電して消費地に送るというもの。一方風力発電の場合は、小規模で多くの施設から発電したものを送電網にのせなければならない。そのためには送電網のリニューアルが必要だという。しかし…

富士通総研 高橋洋主任研究員 「今の枠組みのままだと、なかなか難しいのではないかと私は思っています。送電網を建設する主体は電力会社なんです。送電網を持っているのは電力会社だから。ところが、その同じ電力会社が原子力発電所も持ってらっしゃるんですね。当然彼らは原子力発電所を続けたい、運転したいと切に願っているわけですから、原子力発電所を動かさずに送電網に投資する、風力発電をどんどん作る、もらう。しかもその風力発電は他社(競合他社)が作るわけですよね。それはやはり経済合理性に反するわけです。なので企業としてですね。そういうことはしないだろう。するインセンティブはないと考えられます」

「一番端的な答えが発送電分離ということで、今、電力さんは全部やっているわけですね。発電も送電も。だから自分たちがやりたい原子力発電をするための送電網を維持してきた。ところが分離した送電だけをやる会社を作ると、彼らは原発も風力も同じお客様なわけです。だから当然接続もするし、足りなければ送電網も建設しますと。送電料金でそれは回収できますから、送電事業そのものなわけです。ですので、実際ドイツでもヨーロッパでも発送電分離は当たり前で、送電だけを専門にやっている会社が積極的に再生可能エネルギーにも接続もするし、足りない場合には建設もするということをやっています。なので日本も発送電を分離して、送電のみのことを考える会社を作らなければ、なかなか再生可能エネルギーのための送電網への投資は進まないだろうというふうに考えられます」

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ウッドスタインさんへ

ウッドスタインさん、こんにちわ。

貼っていただいた「ジパング」の動画を拝見させていただきました。
この番組を生で見たことは一度もないのですが、
いつも非常に良い内容を放送しているのですね♪

「人工光合成の研究加速 実用化へ日本が先陣 資源・温暖化で脚光」

この記事は、また素晴らしい技術を紹介してくれていますね。
youtubeの動画と合わせて、また拙ブログの記事で使わせてほしいと思います。

それにつけても、代替エネルギーの世界の進歩状況は、まったく目を見張るばかりですね!原発を推進するためのつまらない情報操作をやめて、核燃料サイクルなどに使っている無駄なお金もこの方面に集中すれば、その方がよっぽど国益に結びつくはずなのに、なかなかそういう流れになっていかないことがもどかしいですね。

いつもありがとうございます。合掌

No title

 洋上風力発電については、今月14日の「未来世紀ジパング」でも取り上げていました。この番組では、発送電分離の問題には触れておらず、その前段階の洋上への浮体風力発電システムの設置には漁業権の問題が付きまとう可能性があることを指摘していました。いずれにしても、これは政治・政策の問題ですので、どこまで本気になって取り組むか、その意欲の強弱がカギとなるわけですが、現政権は原発に固執したいようで、見通しはそれほど明るいとは言えません。

http://picmovie.net/monday/miraiseiki/20130114-21/

 さて、まったく別の話題。パナソニック、「人工光合成システム」で植物並みの効率を実現、という記事がありましたので紹介しておきます。研究の内容は記事や画像を見てもらうとして、とにかく本業の家電で不振を極めているパナソニックですから、この研究が後退することなく、継続することで、新たに有望な触媒を開発し、劇的な業績回復につなげてもらいたいものです。

http://sankei.jp.msn.com/science/news/130121/scn13012110530001-n1.htm

http://www.youtube.com/watch?v=fioqaGmcC68

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