原発のない社会をめざして 推進に逆戻りでいいのか 今野敏さん

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推進に逆戻りでいいのか 今野敏さん

またまた古い記事で恐縮ですが、昨年の12月の朝日新聞の「耕論」からです。作家の今野敏さんが良い意見を言われているのでご紹介いたします。以下は転載です。








【推進に逆戻りでいいのか 今野敏さん】
朝日新聞 2012年12月8日

今から23年前、1989年参院選で「原発いらない人びと」というミニ政党から比例区に立候補しました。東京都内の街頭で反原発を訴えましたが、まったく反応はありませんでした。個人演説会に来ていたのは市民運動家の人たち。いわば内輪の運動にしかならなかった。

今、国会周辺のデモに大勢が集まっています。東京電力福島第一原発の事故で世論が変わったと思います。マスコミの論調も明らかに変わった。反原発というのを毎日のように、どこかで耳にしたり、目にしたりというのは、これまでなかったことです。ただ、失礼な言い方になりますが、今さらか、という感じです。

逆に言えば、原発事故がなければ変わらなかった。悲しいかな、多くの人は目の前にあることしか考えない。今回の反原発も目の前のことなんです。放射能が降ってくる。線量を測ってみたら意外と高い。その恐怖感から始まっている。子供のことが心配だとか。

反面、恐怖感が薄れると、反原発の声は収まってくると思います。人間の歴史って80年ぐらいですよね。あることを経験した人が死んだら、もう、その記憶はなくなっていく。だから、同じことを繰り返していく。

人間て、それはかたくななもので、自分の生活、記憶、体験、それが一番強いんです。歴史に学ぼうと思っても、実感がないと、また同じことを繰り返す。太平洋戦争の経験者はまだ生きていらっしゃる。この方々が亡くなったら、また同じことが起こるかもしれない。それは歴史を見れば明らかです。そうでなければ、同じことを何回も繰り返すはずがない。

選挙後、どんな政権になるかは分かりませんが、官僚は基本的に原発継続で動いています。これまで国が推進してきたものを変えるには、ものすごいエネルギーが必要ですから。これまで官僚をコントロールできた政権はない。しかも、ここ数年で、これだけ首相が入れ替わり、大臣も入れ替わると、ますます官僚の力が強くなる。

官僚が政治を動かす構造を変えるには、有権者も、ここは我慢をしないといけない。つまり、1年や2年で何かできるわけではない。自分が期待した政権にはある程度の期間は我慢して、なおかつ応援することが必要です。

日本人の国民性の最大の特徴は、いい国を作ろうという気持ちよりも、名君に治められたいという気持ちが強いこと。自分たちの代表を政界に送り出そうという気持ちが薄い。上の方で変わってくれるだろうと。どこか人任せなんです。

でも、それで本当にいいんでしょうか。かつての原発推進の政策に逆戻りしていいのか、じっくり考えてほしい。

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