原発のない社会をめざして 未来への鍵 星清彦 3・11後を生きる

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未来への鍵 星清彦 3・11後を生きる

今回は、少し前の東京新聞より転載です。星清彦さんという方の素晴らしい「詩」です。








【未来への鍵 星清彦 3・11後を生きる】
東京新聞 2013年1月24日  

人は昔 皆器用な指を持っていた
その指は米や食物を作るだけではなく
沢山の道具などもまた作り出してきた
それを人々は「文明」と呼んだ
「文明」が進むことで人々は豊かに成ることに気付いた
そしてそれは一度手に入れると決して手放したくはないものであることも理解できた
人々の願いはいつも尽きず豊かになれば更に豊かに成ることを願った
「文明」は進化することだけを宿命とされたのだ
しかし豊かに成れば成るほど五本の指の出番は確実に減っていった
「文明」は掌から零れていった
手に負えなくなった進化は危うい豊かさを産み出した
人にとって必要以上の豊かさも有るのだ
「文明」の隣に「文化」は存在する
お互いの存在はお互いにとって必要である
「文化」に豊かさは求められない
橋や建物のように眼に見える明らかな形のものでもないし
夢のような金額を手にすることなどは到底あり得ない
ややもすると忘れ去られてしまいそうだ
けれども「文明」は新しい笑顔を作ってくれるが
「文化」は昔からの笑顔を守ることができる
幾重にも受け継がれてきた眼には見えない確かなもの
溢れんばかりの心と心の歴史が「文化」であるならば
それが本当の豊かさではないだろうか
新しい笑顔と昔からの笑顔
「文明」と「文化」がお互い必要とする隣人であること
それがより多くの笑顔を生むのだ
必要以上の豊かさは必要ないのだ
「文明」の出発点を人の掌に取り戻し
五本の指と「文化」の持つ確かな心の育成が
正しい未来への鍵となることだろう
それがたとえ百年かかろうとも


(「脱原発・自然エネルギー218人詩集」より)
ほし きよひこ 1956年、山形県生まれ。千葉県白井市公立小学校勤務。日本詩人クラブ所属。千葉県詩人クラブ理事。

私は「文明」と「文化」というこの二つの、似て非なるものについて気になり続けている。「文明」と「文化」はお互いバランスを取り合い、人間と共存してきたに違いない。しかし昨今「文明」だけが走りだし、そのバランスはすっかり崩れてしまった。世の中が便利になるのは良いけれど、それだけを求めることへの危うさ。どんなに素晴らしいものでも人間の心の豊かさがなければ、真の「文明」はありえない。

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