原発のない社会をめざして 原発輸出の不誠実 日本国内では慎重な一方、疑問残る官民推進

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原発輸出の不誠実 日本国内では慎重な一方、疑問残る官民推進

あれだけの事故を起こして、しかもその収束と原因究明すらできていないというのに、その原発を他国に売ろうというのですから、その厚顔無恥ぶりにはただただ呆れるばかりです。その売ろうとしている国からも反対の声が上がっているというニュースです。以下は毎日新聞より転載です。








【原発輸出の不誠実 日本国内では慎重な一方、疑問残る官民推進】
毎日新聞 2013年3月25日

◇過去に8メートル超の津波/テロ多発/地震頻発

原発事故がどれほどの災いをもたらすか、日本はとことん味わわされた。国内の原発は全50基中48基が停止中、新増設は困難で、原発政策は根本的な見直しを迫られている。であれば、他国には利用を勧めないのが普通の神経だろう。だが、原発輸出の準備は着々と整えられている。

「ベトナムの技術・管理レベル、政府の行政能力、汚職や腐敗がはびこっている状況からして、日本からベトナムに原発を輸出してほしくはありません」。ベトナムの歴史的文書の研究を行っている国立ハンノム研究所のグエン・スアン・ジエン博士(42)は、伊藤正子・京都大大学院准教授(ベトナム現代史専攻)にそう訴えた。今月16日、ハノイ市内で会った時のことだ。

ジエン博士は昨年5月、原発建設に反対する署名活動をインターネットで始めた。ベトナム政府の圧力で中止を余儀なくされたが、集めた数百人分は日本政府に送った。伊藤さんは「ベトナムは経済的には自由な面が多いが、政治的には一党独裁で言論や集会の自由が制限されています。政策批判は難しく、逮捕・拘禁の恐れもある。ジエン博士は必死の思いで署名を集めたのです。でも日本政府からは何の返事もない。不誠実ではないでしょうか」と憤る。

2010年10月、菅直人首相(当時)とベトナムのグエン・タン・ズン首相の会談で、日本は中南部・ニントゥアン省タイアン村のニントゥアン第2原発2基の建設協力パートナーとなった。現在、プラント輸出に向けての準備が進められ、予定地の地形・地質の調査やどの原子炉が適当かなどを評価する事業を日本原子力発電が行っている。今月中にもベトナム政府に概要を報告予定だ。敦賀原発直下の活断層問題で経営不安に陥っている日本原電が調査担当とは、いかにも皮肉だ。

伊藤さんは「建設予定地は美しいサンゴ礁がある国家公園と一部重なっていて、環境破壊が懸念されます。過去に8メートルを超す津波に襲われたことがあり、現地の少数民族チャム族の村には『津波の神様』が祭られています。果たして適地と言えるでしょうか」と話す。さらにベトナムは情報格差社会で、多くの国民には原発の是非を考える情報はほとんど与えられず、政府による原発安全神話が一方的に垂れ流されていると指摘する。

ジエン博士は「福島原発事故があった日本では、依然として原発を廃止すべきだという意見が大きいと聞いている。自ら廃止を希望しながら、他国に輸出するのは筋が通らない」と話していたという。

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yokoさんへ

yokoさん、おはようございます。

>コメントを読んでいると。 そして「できない」理由ばかりを話し続けています。

私のところにも、たまにそういう方がいらっしゃいます(苦笑)。
いちおう…ていねいにご説明をさせていただいているのですが、
大概はそれっきりの一方通行になってしまいますね。
言うだけ言って、あまり人の意見を聞く気はないのでしょう…
たかが危険な核発電をやめることぐらい、ちょっと努力すればできないはずはないのに、
そういう発想を持てない方が多いことを、私も非常に悲しく思います。


>今の日本の中枢には「恥」「お天道様」と云う意識も無くなってしまっているようです

まったく同感です。これらはある種の宗教観ですよね。
魔女狩り等…宗教が迷信化して悲劇を生むことも勿論ありますが、
日本に残るわずか数%の原生林のほとんどが鎮守の森であることが証明しているように、
宗教観によって人間の無秩序な暴走が戒められてきた一面もありますよね?
私は、(自称)仏教徒ですが…やはり原発に反対する理由として、
ブッダの言う「小欲知足」などの考え方が、そのベースになっていると思います。

科学というのは、ある意味…宗教と正反対のところからスタートしているものですから、
あまりそれらを盲信すると、人間が全てを管理できる、全知全能になれる…
という驕りの心を生むことが多いように思います。
遺伝子組み換えやクローン技術などの研究も、原発問題と根っこは同じなのでしょうが、
倫理なく暴走をした科学の先に果たして何が待っているのか?
私はそういうことを非常に空恐ろしく感じています。

純粋に筋論から言っても、自国であれだけの事故を起こしておいて、
収束も原因究明もまだできていないというのに、他国に原発を売り込もうなどと…
まったく正気の沙汰とは思えないですしね。
いつもありがとうございます。合掌

恥ずべき行為

こんばんは。
昔「エコノミック・アニマル」と云う言葉がありましたね。
それは死語になっていないようです、残念ながら。
今の日本の中枢には「恥」「お天道様」と云う意識も無くなってしまっているようです、「原罪」の概念の無い日本社会ではそれが一縷の倫理の糧だったはず。
昔からそうだったのかも、女工哀史、水俣病、薬害エイズ等々への対応を見ていると。
ヴェトナムでは未だにヴェトナム戦争時に散布された枯れ葉剤の影響で多種の障害を持った子どもが生まれていると現地の人たちが話しています。
そこに政府間の話とは云え、原発を持ち込み更に環境汚染を悪化させるとは人間のする事ではありません。
今年はイラク戦争開戦から10年と云う事で、特集が組まれていますが、昨夜のラジオ番組では、イラク戦争はずっと前から計画されていた事で政府当局は開戦理由を探していたのだと云う話がありました。その背後にあったのは世界的なオイル関連会社。たくさんの人命がオイルのために奪われたわけです、そして今アメリカとイギリスのオイル会社がイラクで活動していると。但し、現地の人間が雇われている割合はたったの2%だそうです。
そしてそれまで安定していた国は疲弊し混乱の中。犯罪も多く、貧困率は25%+。
アフガニスタンも同じ理由です:現在の首長はオイル会社の元重役でアメリカに亡命していた人物です。
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