原発のない社会をめざして 藻類バイオマスに弾み 仙台・南蒲生新施設開所

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藻類バイオマスに弾み 仙台・南蒲生新施設開所

オーランチオキトリウムなどの藻類バイオマスを活用し、次世代エネルギーの開発を目指す実証実験が本格的に始まったという…一見良さげに感じるニュースですが、よくよく記事を読むとわずか1億8000万円の補助金が5年間つくだけという、なんともお粗末な内容で驚きです。震災瓦礫の広域処理では、“入札”を検討しただけで受注もしていない相手に総額336億円の拠出を決め、うち約176億円が実際に支払われているというのに…
要するに、いちおう形だけは予算をつけても、本格的に代替エネルギーの開発をするつもりはないという…現政権の意思の表れなのでしょうね。以下は河北新報より転載です。








【藻類バイオマスに弾み 仙台・南蒲生新施設開所】
河北新報 2013年04月25日

有機物を吸収して石油系の炭化水素を作る「オーランチオキトリウム」に代表される藻類バイオマスを活用し、次世代エネルギーの開発を目指す仙台市と筑波大、東北大の共同研究施設が24日、市南蒲生浄化センター(宮城野区)に開所し、実証実験が本格的に始まった。

実験は、センターに集まる有機物が豊富な生活排水を活用。オーランチオキトリウムと、光合成で炭化水素を生成する藻類「ボトリオコッカス」の最適な培養方法を探る。施設は、二つの実験室と事務室があり、延べ床面積約80平方メートル。研究員2人が常駐する。

開所式には関係者約20人が出席。奥山恵美子市長は「最先端の知識を結集して新しいエネルギーを求める重要なプロジェクトが仙台で芽を出そうとしているのは誇りだ。実現に一歩一歩近づいてほしい」と述べた。

オーランチオキトリウム研究の第一人者である渡辺信筑波大教授(宮城県丸森町出身)は「世界に先駆けて藻類バイオマスと下水処理を統合した新しい技術を確立したい。2020年ごろの実用化を目指す」と話した。

研究は、東日本大震災の復興プロジェクトとして国の補助事業に採択され、12~16年度の5年間、年約1億8000万円の補助金を使って行われる。16年度には屋外に培養施設を設ける予定。




【オーランチオキトリウム】
英語:Aurantiochytrium

炭化水素を高効率で生成する能力を持つことで知られる藻類。

オーランチオキトリウムは、葉緑体を持たず、光合成をしない。その代わりに外部から有機物を取り込んで栄養素とし、油脂に変換して体内に蓄積する。このとき体内に蓄積される物質はスクアレンであり、バイオ燃料として使用可能な炭化水素であるという。

オーランチオキトリウム以外にも、バイオ燃料として利用可能な炭化水素を生成する藻類は見つかっているが、オーランチオキトリウムは他の藻類に比べて繁殖速度が速く、他に比べて10倍程度の生産効率化が見込めるとされている。

報道機関などは軒並みオーランチオキトリウムを「石油を作る藻」などのように例えている。


【ボツリオコッカス・ブラウニー】

ボツリオコッカス・ブラウニー(学名:Botryococcus braunii )は、光合成によって炭化水素(ボトリオコッセン)を精製することで注目される緑藻の1種(※ボツリオコッカス属3種中の1種)。まだよく分かっていないことも多く、分類についても研究者によって諸説ある。

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ウッドスタインさんへ

ウッドスタインさん、おはようございます。

>油様物質産生藻類の研究はまだ検討段階ですので、いきなり多額の投資をつけてもそれだけの効果があるかどうかは疑問であり、瓦礫処理に関する予算額の多寡の妥当性の問題があるとしても、比較の対象にはしづらいのではないか、と思います。

なるほど、そのような考え方もあるのですね。
以前に渡辺信筑波大教授が出演されていたテレビ番組で、
「研究費が不足しているために、なかなか実用化が進まない」
というようなことをおっしゃっていた記憶があったので、あれほど反対の声も大きい瓦礫の拡散処理に膨大な予算をつぎ込む余裕があるならば、その分をオーランチオキトリウムに回せばよいのではないかと…単純に思ってしまいました。
本当に、これらの事は考え方がなかなか難しいものですね。

海洋温度差発電についての記事も拝見させていただきました。
これらも…世界に先駆けて開発を成功させれば、新しい輸出産業の確立につながるわけですから、頑張って中国に負けないようにしてほしいものですね。
ありがとうございました。合掌

No title

 管理人さんは、この研究に関する補助金額と震災瓦礫の広域処理に関する予算額とを比較して政府の姿勢を批判しておられますが、そう断じてしまうのは多少早計のような気がします。この油様物質産生藻類の研究はまだ検討段階ですので、いきなり多額の投資をつけてもそれだけの効果があるかどうかは疑問であり、瓦礫処理に関する予算額の多寡の妥当性の問題があるとしても、比較の対象にはしづらいのではないか、と思います。この手の研究は、単純に投資額に比例して実用化が時間的に進捗するという類のものでもないですしね。私は、実用化が現実の段階になった時に多くの資金を投入するのが上策であり、粘り強く見守っていくべき、と考えています。
 もちろん、管理人さんのような問題意識の持ち方は重要であり、その点は私も異存はありません。

 さて、気分を変えて、まったく別の話題を。以前からその有用性を論じられていた海洋温度差発電ですが、いよいよこれも実証段階になったようです。

http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD260FC_W3A420C1000000/

 どちらかというと、中長期的な構想でしょうが、何といっても日本は海洋国家ですから、日本独自の再生可能エネルギーの決定版となり得る可能性も秘めている、と言ってもいいでしょう。もっとも、中国が大規模な海洋温度差発電プラントを計画しているようですので、

http://gigazine.net/news/20130423-world-largest-otec-plant-in-china/

あまり悠長なことも言っていられませんが…。
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