原発のない社会をめざして 井上ひさしさんは憲法九条をこのように語った(動画)

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井上ひさしさんは憲法九条をこのように語った(動画)

今回は、交流をさせていただいている愛希穂さんという方のブログ「きっと誰かに愛されている」で教えていただいた動画をご紹介いたします。
これは2004年7月24日 九条の会発足記念講演会と、2008年6月21日 岐阜・九条の会憲法セミナーで語られた…今は亡き井上ひさしさんの素晴らしい言葉です。いちおう文字おこしをしましたが20分もない程度の短い動画です。ぜひぜひご覧いただきたいと思います。





【井上ひさしさんは憲法九条をこのように語った】

憲法というのは、国民が時の政府に対して常に発している命令である。法律というのは政府が国民に対して発する命令である。で、常に憲法が優越する。それをきちんと見ているのが最高裁判所であると。

国民の最高の命令となるのが第9条ですね。日本はもう戦争はしないと。いろんなもめ事は武力で解決するのではなく話し合いで常に解決する。これは1928年の戦争放棄に関する条約の条文が、すっかり9条に移ってきていますから、これはアメリカの押し付けでも何でもありません。

戦争放棄に関する条約の黒子となって一生懸命働いたのは、当時国際連盟の常任理事国だった日本ですから、その中心となったのが幣原 喜重郎(しではら きじゅうろう)という当時の外務大臣ですね。

人間の歩みの中の結晶を日本国憲法の9条が受け止めている。それが政府に対する命令になっているということだと私はずっと固く信じております。

(中略)

これから申し上げる数字を覚えておいていただきたい。
○第一次世界大戦 戦死者の95%が軍人
○第二次世界大戦 軍人が52% 一般市民が48%
○朝鮮戦争 軍人が16% 一般市民が84%
○ベトナム戦争 軍人が5% 一般市民が95%


武器が非常に高度化しまして、ヘリコプターや飛行機で空中から攻撃するようになったから。第一次世界大戦の時はほとんど軍人が亡くなっていたのが、まったく逆になってしまった。(中略)ですから、賛成も反対もないんですね。戦争が始まったらおしまいです。その中で日本国憲法というのがどういう位置を占めているのかというお話をします。

オランダにハーグという街があります。国際条約の製造所と言われているところですが、1899年に第一回のハーグ国際平和会議が行われた。しかし戦争自体をやめようということは決まらなかった。第二回は1907年、どうしたら戦争をしないですむかというルール作りをやりまして、この時に大変重要なことが決まったんです。

相変わらず戦争をやめるということはできなかったんですが、中立国を認めるという事を44カ国の代表が約束をして国際条約になった。初めて中立国宣言を出す自由がどの国にもあるという事が決まりました。だからもう…どうしても戦争をしなければいけないということはないんですよ。誰かはじめたら「はい、中立します」と、それが国家主権の権利なんです。

第三回目は1999年、ちょうど第一回目から100年目。これは国連と世界のNGO700団体が共催をしまして、120カ国以上で8000人の人が集まって決まった行動計画は、「公正な世界秩序のための10原則」というのが決まるんです。

原則のトップが、「世界各国の議会は、日本国憲法第9条にならい自国政府に戦争を禁止する決議をすべきである」。戦争をやめさせるということが国際的な…つまり心ある人達の悲願なんです。

戦争なんて何一ついいことないです。いいことあるのは一握りの人達でしょうね。戦争に行かずに後ろの方で「やれ~!」とか言ってる人はみんな助かるんですよ。で、それを真に受けて「国家を愛してる」って出て行った人がみんな悲惨な目にあう。これが戦争の実態ですよね。

東京なんて一晩で10万人(死亡)という大空襲があったり、広島はその日(原爆)のうちに9万人ですからね。長崎は7万人が亡くなって、広島はその年のうちに合わせて14万人が亡くなって…なおかつ今も1年に5000人ぐらいの人が原爆症で亡くなっていくでしょ。それが起こるのが戦争なんです。もういいかげんにしてほしいというのが私の結論ですけど。

日本が講和条約でやっと国家主権を回復します。いろんなことが国際的に始まりましたが、学術面で最初に始まったのが南極探検です。当時誰も入ってないところを観測して…それで産業革命で地球はおかしくなってきているというのは、今ほどではありませんけど当時からありましたので、「あんなに工場が煙を上げてだいじょうぶなんだろうか」ということを当時の人も考えてましたから、第三回国際地球観測年に日本は初めて学術面で参加することになるわけです。

実はここですごい問題が起きてきたんです。アメリカも旧ソ連も参加してるんですが、アメリカは、旧ソ連が国際観測年にかこつけて観測隊を送ると見せかけて、南極に密かに基地を作ってそこに核兵器を持ち込むのではないか?ソ連も同じ事を考えるんですね。

その時、日本から会議に出ていった木田さんという文部省の官僚がいて、この時に「あたらしい憲法のはなし」というものを配ったわけです。結局それが会議の行方を決めたわけです。それじゃあやっぱり一緒にやろう、紛争が起きる可能性がないようにしようと、これ「南極条約」というんです。

南極はどこの国のものでもない。世界の人達の公園である。で第二条は、そこに軍隊・基地はそこに立ち入ってはいけない。それから科学の観測においては、各国がいい意味で競争しよう。という風な条約が決まって、つまり日本国憲法を木田さんが持ち出して会議の流れが変わって南極条約ができた。

そして、この南極条約をモデルにして次にできたのが「南太平洋非核化条約」。南太平洋には核を持ち込むな、使うな、という条約を作ります。次に「ラテンアメリカ非核化条約」。中米と南米の国々が、やはり核兵器を作らない、持たない、もちろん使わない。さらに今度は「東南アジア非核化条約」。これは東南アジアの21カ国が…

ですからアジアでは、核がどうのこうの言ってるのは中国と北朝鮮と韓国と日本だけですからね。

それから今は「アフリカ非核化条約」。これはまだ批准はしてませんけど…。机の上に地球儀を置いてみると南半球は全て核廃絶なんです。南アフリカは持ってたんですけど、アフリカの条約に参加するために持ってたのをわざわざ破棄して参加したんですね。これは歴史始まって以来ですね。北半球ではモンゴルが「非核兵器地帯」という宣言をしている。

日本国憲法が言っていることが実現しているんですよね。その流れを大事にしながら、私たちは「人の都合で死ぬ」という事をやめる。それは自分で決める。それが私の言う憲法9条を守るということです。

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愛希穂さんへ

愛希穂さん、こんにちわ。
え~、一体どうしちゃったのですか?
なんとも…おかけする言葉もありません!

まあ、気分一新!また新たなスタートですね♪
そこで、前から思っていたご提案なのですが、
新しいブログには、ツイッターとフェイスブックのボタンをつけられたらどうでしょう?

ブログの管理画面から、環境設定→ブログの設定と進むと、
ツイッターとフェイスブックの設定画面が出てきますが、
それを「有効にする」というチェックを入れるだけです。
そうすれば、記事の下に自動的にボタンが現れて、
それを押すことで読者が簡単に記事を拡散することができますから、
ブログのアクセス数もさらに上がるのではないですかね?
まあ…各々のブログに対する考え方・スタンスもあるので、
もし余計なお世話だったら申し訳ありません。

ありがとうございました。合掌

No title

うみそら居士様、

記事とは全然関係ないのですが、間違って、ブログを消してしまいました。

また新しく始めます・・・。(>_<)

かなりがっくりきている愛希穂より・・・
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