原発のない社会をめざして 自然エネルギー率79%、原発のない未来の国ニュージーランドに学ぶ

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自然エネルギー率79%、原発のない未来の国ニュージーランドに学ぶ

とても良い記事を見つけました。日本とニュージーランドを行き来するジャーナリストの四角大輔さんという方が、豊かな自然を大切にし、自然エネルギーを推進し、原発に頼らないエネルギー政策を進めるニュージーランドに、我が国日本も学ぶべき…と述べています。以下はHUFF POST WORLDより転載です。









【自然エネルギー率79%、原発のない未来の国ニュージーランドに学ぶ】
HUFF POST WORLD 2013年9月20日

太平洋の南西に浮かぶニュージーランド。この国の電力の約79%が自然エネルギーによるものだという。そして2025年までに、自然エネルギーの割合を90%にする目標を掲げている。

震災や原発事故をうけて「エネルギー基本計画」の見直しをはかる日本。政府は今後も原発を基幹エネルギーとして活用する姿勢を示したが、環境相が地熱導入に20億円の予算を計上すると発表するなど、自然エネルギー支援への取り組みも加速している。

日本と同じ自然豊かな島国、ニュージーランドから学べることはあるのか——。2010年1月にニュージーランドへ移住し、湖畔の森と東京都心という“両極端”ともいえる2拠点を行き来しながら、執筆や講演活動を行う四角(よすみ)大輔さんに話を聞いた。

■日本と似ている国、ニュージーランド

四角さんは、以前はレコード会社に勤務し、平井堅やCHEMISTRY、絢香やSuperflyといった人気アーティストのプロデュースを手がけていた。2009年には、担当アーティストが女性アルバム年間ランキングで1位と2位を獲得。ヒットメーカーとして素晴らしい経歴を創出しながら、その直後に日本での仕事を辞め、学生時代からの夢だった、豊かな自然があふれるニュージーランド移住を果たした。

今は、原生林に囲まれた湖畔の家に住み、湖水を飲料水にし、自ら釣った魚と無農薬菜園で育てた野菜や果物で、半自給自足の暮らしをしている。そんな四角さんによれば、日本とニュージーランドはよく似ているという。

「ニュージーランドの面積は日本の7割ほどで、どちらも四季があって自然豊かな島国です。国土における森林率が高いのも同じ。どちらも赤道をはさんでほぼ同じ緯度に位置し、暖流のおかげで魚などの水産資源も豊かです。そして、原住民マオリの影響をうけてニュージーランドが採用している『石ひとつ、魚一匹、一輪の花それぞれに神様が宿る』という独特の生命観は、『八百万の神が宿る』という日本の自然信仰にも通じるところがあると思います。細かい気配りができるところや清潔といった国民性も、日本人との共通点ですね」

かつてニュージーランドは、短期間で経済発展を遂げた日本を「未来の国」と称して尊敬してきたという。しかし、時は流れ、横行する不正や時代遅れの規制行政、既得権益保持者たちの横暴などといった根幹的な病理を抱え、震災や原発事故を経験した日本にとって、今やニュージーランドこそ「未来の国」に思える——。そう四角さんは語った。

■自然エネルギー90%を目指す環境立国

四角さんは、そんな日本とニュージーランドとの違いのひとつとして電力事情を挙げた。とくに自然エネルギーへの取り組みは、これからの日本も学び、参考にできることが多いという。

「まず、ニュージーランドには原発がありません。電力は、水力、地熱、風力、太陽光、潮力、下水バイオガス、そして間伐材バイオマスといった再生可能エネルギーが約79%を占めます。残りの21%は、石油・石炭・天然ガスによる火力発電によるものですが、火力発電所の新設が禁じられているため、自然エネルギー以外の発電所が新設されることはありません。一昨年、僕が暮らすエリアに世界最大の地熱発電所が完成し、今年もう1基が完成します。さらにオークランドという都市の北西には、世界最大級の潮力発電所も建設予定です。4つある大型火力発電所は順次廃炉にするか、平時運転をしないバックアップとしてのみ残します。今後ニュージーランドは、2025年までに全体の電力における自然エネルギーの割合を90%にまで引き上げるという大きな目標を掲げていますが、絵空事ではありません」

■自然を守るために、世界初となる地下水力発電所を建設

ニュージーランドの人々は、子どもの頃から自然と触れ合い、トレッキングや釣り、キャンプやピクニックなどといったアウトドアを日常的に楽しみ、自分たちが自然に依存していることを体感している。だからこそ「自然を大切しようとする意識が、国民一人ひとりに共有されている」と四角さんは感じている。

「1960年代に、ニュージーランドの南端にあるマナポウリ湖の豊かな水資源を活かして、ダムと発電所を作る計画が浮上したことがありました。そのときは『生態系が変化してしまう』と、釣り人などのナチュラリストを中心とした全国的な抗議運動が巻き起こったのです。当時の人口の約1割にあたる約26万人もの反対署名が集まり、地上に建設する案は変更を余儀なくされました。そして1971年に、自然環境へのインパクトを最小限に抑える、地下176mの深さに世界初の地下発電所が作られたのです」

今から40年以上前、世界で自然保護が唱えられる前のエピソード。ニュージーランドの人たちの環境に対する意識の高さがうかがえる。

■原子力発電所のない、世界初の非核国

前述のとおり、ニュージーランドには原子力発電所がない。ニュージーランドの人口は約400万人で東京23区の半分ほど。世界有数の経済大国である日本とは必要な電力量が大きく異なるが、原発が一基もない理由は人口の問題だけではない、と四角さんは説明する。

「ニュージーランドには、1987年に世界で初めて成立した『非核法』があります。その内容は、他国の原子力空母や潜水艦などの、原子力を動力とする船艦や核保有の可能性のある艦艇の領海浸入さえ認めないというもの。アメリカ空母の寄港要請を一蹴した武勇伝もあるほど、徹底した非核政策をとっています。実際に、空母寄港を拒否したことで、アメリカからの経済制裁をうけていますが、それによって『非核法』が覆されることはありません。大国の要請や経済制裁の影響があろうと、国として『非核法』を守る、強い意志を持っているのです」

世界初の水力発電所、世界初の「非核法」——。ニュージーランドの歩みに「世界初」が多いことに気づく。すると四角さんは、女性の参政権を認めたのも、手話を公用語にしたのも、ニュージーランドが世界初なのだと教えてくれた。よいと思えることは、たとえ前例がなくても、柔軟に前に進もうとするニュージーランドという国のリベラルな在り方が伝わってきた。

豊かな自然を大切にし、自然エネルギーを推進し、原発に頼らないエネルギー政策を進めるニュージーランドについて、どう思いますか? あなたの意見を聞かせてださい。

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ウッドスタインさんへ

>ウッドスタインさん、おはようございます。

>人口の差に加えて、産業の規模と構成内容があまりにも異質なので、比較対象にはなり得ないと思われます。

確かにそういう部分もあるでしょうが、私はこの記事を素直に褒めたいと思います。
あとはやる気の問題。やろうと思えばできるのだと思いますよ。
拙ブログでもさまざまな代替エネルギーの紹介をしてきました。
(そのいくらかはウッドスタインさんが教えてくださったものですが…)
ご存じのように有望な技術がたくさんあり、日本の技術力はやはり素晴らしい。
日本は今まで「とにかく原発ありき」で、そこに予算のほとんどをつぎこみ、
自然エネルギーの開発・普及に非常に無関心だったわけですから、
その分を回せば数年で劇的な進化があるはずだと…私は考えています。

ご紹介いただいた「日本ポリグル」の記事も拝見いたしました。これも興味深い技術ですね。
記事内に「汚染水は安全値まで除去できる」とありましたが、どの程度きれいにできるのかも知りたいところですね。
私は、小出裕章さんなどが主張している「刈羽柏崎に汚染水を運べばトリチウムも除去できる」という言葉も気になっています。こちらもどうなんでしょうかね?
とにかく…できることは何でもして、1日も早くこの汚染水の問題を何とかしてほしいと思います。
ありがとうございました。合掌

愛希穂さんへ

愛希穂さん、おはようございます。
おお!愛希穂さんはニュージーランドに1年も滞在されていたんですか?
それは素晴らしい体験をされましたね♪
私は、残念ながら彼の国には行ったことがないのですが、
日本在住のニュージーランド人の友人が二人ほどおります。
私の友人も、二人ともとても繊細で思いやりのある人間です。
確か…『世界で最も美しい散歩道』と呼ばれる渓谷があるんですよね?
できれば、そういうところもいつか歩いてみたいと思っています。

それにしても、『非核法』というのはすごいですよね。
アメリカからの経済制裁をうけても覆さなかった覚悟も立派です。
日本も是非そういうところを見習ってほしいものです。
ありがとうございました。合掌

No title

 ニュージーランドのエネルギー対策についてですが、参考にすることはあっても、それをそのまま日本に当てはめることはできない、というのが率直な感想ですね。それを論じると止めどもなく長くなりますので行いませんが、人口の差に加えて、産業の規模と構成内容があまりにも異質なので、比較対象にはなり得ないと思われます。ただ、地熱発電の推進という面では、日本も見習うべきでしょうね。日本に関して言えば、短・中期的には火力発電のコストと温暖化ガス排出の軽減を目指すべく、技術革新や設備投資を行うのが現実的で、以前にも管理人さんなどから紹介のあった、J-POWERの石炭火力や、GTCC(ガスタービンコンバインドサイクル発電)の導入が主な例であること、再生可能エネルギーに関しては、現時点ではまだ中・長期的展望を描かざるをえない技術段階のものだということは、これまでにも述べてきたとおりです。もちろん、見習うべき点も多々あるとは思いますが、科学立国である日本には、ニュージーランドとは異なる発想も必要だと思われます。

 さて、ここからは全然別の話題。2020年の東京オリンピックの開催決定により、その懸念が世界的により強調されることとなった福島第一原発敷地内の汚染水の問題ですが、その処理は遅々として進んでいません。以前、その処理に東芝社製新型浄化装置「アルプス」の採用が予定されている旨を紹介しましたが、実際には配管の腐食などの問題もあり、その導入が上手くいっていないようです。そこで、今回紹介するのが日本ポリグル社の技術です。この会社の技術は、アジアやアフリカの国々で飲料水の浄化を安価で実現しているということでテレビ東京の「ガイヤの夜明け」で数度紹介されていますが、汚染水の浄化にも有効であり、かつ安価で早く処理できる旨を、21日の久米宏氏のラジオ番組に出演した日本ポリグル代表の小田兼利氏が語っていました。同様の内容については、以下のブログに記載されています。

http://ameblo.jp/phoenix41/entry-11600309151.html

 ここでも述べられているように、日本政府の対応はかなり末期的ですが、そればかり言っても仕方がありません。この情報が広く世間に知れ渡り、その導入の声を高めていくことが肝要なのでしょう。メタンハイドレートの例もありますしね。

No title

こんにちは。
ニュージーランドは私の第二の故郷、大好きな国です。ニュージーランドに1年滞在し、10回近く行っています。

アメリカ空母の寄港要請を一蹴した、ちょうどその年私はニュージーランドに滞在していて、ホストファミリーがそのことを当然の如く話していたのを思い出しました。

私がニュージーランドにいたのは、もう四半世紀も前ですが、当時は緑が多くて、人々ものんびりしていて、フレンドリーで、永住権を申請したほどです(結果は駄目でしたが)。

この話を読んで、ニュージーランドに移り住みたい思いが再燃しました。
ニュージーランドにも人種問題を始め、問題はあります。日本ほど便利でもありませんが、人を引きつける魅力のある国だと思います。
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