原発のない社会をめざして 福島第一原発 廃炉への道のり遠く

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福島第一原発 廃炉への道のり遠く

【福島第一原発 廃炉への道のり遠く】
NHK NEWS 2014年2月26日

福島第一原子力発電所では、事故でメルトダウンした核燃料がどのような状態で存在しているのか、3年たった今も高い放射線や汚染水に妨げられ、解明されていません。廃炉に向けて、核燃料をどう取り出すのか、その核燃料を冷やすことで発生し続ける汚染水問題の解決に道筋をつけられるのか大きな課題のままです。

■核燃料の取り出しは早くて6年後

福島第一原発の事故は、1号機から3号機までの3つの原子炉でメルトダウンが起き、高温で溶けた核燃料は一部が原子炉を突き破り、外側の格納容器の底に達しているとみられています。
国や東京電力が示した工程では、この溶けた核燃料の取り出しを最も早いケースで、6年後の2020年度上半期から始め、30年から40年かけて廃炉を完了するとしています。

■格納容器の損傷した場所特定できず

しかし、その実現に向けて、解明が急がれる問題があります。まず、核燃料が溶け落ちている格納容器の損傷箇所が分かっていないという問題です。核燃料の取り出しは放射線を遮る効果のある水を利用するため、1号機から3号機の格納容器の損傷箇所を補修し、水で満たしてから行う計画です。

去年11月、1号機の格納容器の周辺で核燃料に触れた汚染水が流れ出している様子が、ロボットに搭載したカメラで初めて捉えられました。3号機では先月、原子炉建屋1階の床を水が流れているのが見つかり、近くにある格納容器の配管の貫通部などから漏れている可能性が指摘されました。しかし、いずれも具体的な損傷箇所は特定されておらず、2号機では手がかりすら得られていない状況で、補修に着手できる具体的な見通しは立っていません。

■溶けた核燃料の現状も不明

そして、溶けた核燃料が格納容器のどこにどのような状態で存在しているのか、分かっていないという問題です。核燃料を取り出す具体的な方法を決めることができないだけでなく、格納容器を水で満たしたときに、核燃料の状態によっては、核分裂反応が連続する「臨界」が起こりやすくなるとも指摘されています。調査を妨げているのは、強い放射線や放射性物質を含む汚染水です。人が近づけないため、国や東京電力は、ロボットや解析などの技術開発を進め、核燃料の状態を正確に把握しようとしています。

■汚染水も解決策を模索中

核燃料を冷やすことで発生する汚染水も根本的な解決が急がれます。汚染水は格納容器から漏れ出し、建屋の地下などにたまっています。ここに山側から地下水が流れ込んで汚染水が増え続け、一部は海に流出していることが去年、発覚しました。海側に掘った観測用の井戸の水の放射性物質のデータなどから、建屋とつながるトレンチと呼ばれる地下のトンネルや1号機の建屋周辺から汚染水が漏れだした可能性が指摘されていますが、漏えいルートは特定されていません。

国と東京電力は、トレンチの汚染水を抜き取る対策や、山側からの地下水の流入を防ぐ地中の氷の壁、「凍土壁」など複数の対策を進めていくことにしています。凍土壁は1号機から4号機を取り囲むように作られる計画ですが、これほど大規模なものはほかに例がなく、どこまで効果が出るかは未知数です。

また東京電力は、来年度中に、タンクにたまっている30万トン以上の汚染水を処理する目標を掲げていますが、ほとんどの放射性物質を取り除くことができる「ALPS」と呼ばれる新型の処理設備を増設し、性能を向上させる必要があり、達成は容易ではありません。事故から3年がたった今も廃炉や汚染水問題の解決に向けては課題が多く、国内外の技術を集めながら、道筋をつけていくことが求められます。

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MATZ-TSさんへ

MATZ-TSさん、こちらこそ…いつもありがとうございます。
もう、あの事故から3年も経ってしまったのですね!
“喉元過ぎれば熱さを忘れる”ではありませんが、
原発の危険性にも放射能にもすっかり慣れてしまって、
すっかり危機感をなくしてしまった社会に、私も大きな危機感を覚えています。

MATZ-TSさんがおっしゃるように、現場では,どんどん士気が落ち、
初歩的な人為ミスが増え、状況はどんどん悪化しているというのに、
どうして多くの人が無関心でいられるのか…不思議でなりません。

“自分に何ができるのか”私も同じ焦りを抱いています。
せめて、情報の風化を少しでもくいとめようと、こんなブログをやっていますが、
多少なりとも効果があるのか…ないのか(苦笑)
まあ、結果はともかく、コツコツと諦めずに続けていくことに意義があるのではないかと…
そう自分を慰めながらなんとかモチベーションを保っているような状態ですかね?

ありがとうございました。合掌

No title

こんばんは.ふたたびMATZ-TSです.
ALPSの問題,取り上げて頂き,ありがとうございます.

私は東電が無視する理由が,経済的な問題なのかよくわかりませんが,事故直後に,山側の「遮水壁」を拒否しt理由が,株主総会,ということから想像できると思います.資本主義では株主大事なのはわかりますが,その前には,会社としてのCSRが全くできていない,国の監督権限も全く不十分,では,原子力というものを扱う資格がないといえるでしょう.

 大事なことを,もうひとつ忘れてました.現場では,どんどん士気が落ち,線量オー場でベテランが減り,ということが初歩的な人為ミス,大事故という悪循環になりそうな..それがどんどん悪化しているような.

このような問題があるから,なおさら 国が前面に出て,国民全体でフクシマ第1を支援する体制がないといけない..事故から3年目にもうすぐなる現在,日本国民は,あのときの初心に立ち返らないといけない.国会の本会議場の正面に,いつもフクシマの現場がモニタできる,メディアもゴールデンタイムにその情報を正確に伝える.学校でも教える.作業員の手当て,福祉も十分に支える.無駄な公共事業の前に.再稼動と焦る前に. これ位やらないといけないのでは?

 考えすぎかもしれませんが,私は危機感を持っています.自分に何ができるのか,が問題ですが.

MATZ-TSさんへ

MATZ-TSさん、こんばんわ。

この、東工大・冨安名誉教授の提案はなかなか良さそうですね。
拙ブログでもぜひご紹介させていただきたいと思います。

東電の破たん処理についても、私もまったく同感です。
もちろん…たくさんいる社員の方達の救済方法は考えなくてはいけないと思いますが、
ご紹介いただいた記事で、慶大の金子勝氏が言うように…

「いったん破綻処理をしない限り、東電は生き残りのために賠償費用を削るか、安全対策にかかる費用を絞って老朽原発を動かすか、電力料金を再び上げるしかない。危険な老朽原発の再稼働を認められない。そもそも使用済み核燃料を貯蔵する場所すらない」

東電をこのまま野放しにしておけば、必ずあらゆることがなし崩しに元の状態に戻っていくことは目に見えていますものね!

>いずれにしても,安倍さんは,まず国の総力を挙げて取り組むという決意表明をする覚悟がないといけない.国際的な,そして次世代への責任問題です.

残念ですが、安倍さん…いや自民党が政権をとっている状態では、それは望めそうにありませんね(苦笑)。もう少し“脱原発派”が連帯感を持ってプレッシャーをかけていけば少しは状況も変わるかもしれませんが、それもどうやら難しいようですし…
なんとも八方ふさがりな感じがして気が重いです。
まあ、あきらめずに訴え続けていくしかないですよね。
いつもありがとうございます。合掌

廃炉への道

こんにちは.MATZ-TSです.

廃炉への道は極めて厳しい,というか東電も見通しを持っているとは思えません.そして,廃炉作業の前に現状の汚染水対策を行う中で,被爆する人の数も増えていく.

我が国として今全力を挙げる第一優先は,景気うんぬん,領土問題うんぬん
ではなく,まず汚染水対策,ALPS?除去できない トリチウム? 決して海洋投棄できるものではないと考えます.
http://www.meti.go.jp/earthquake/nuclear/pdf/131225/131225_01j.pdf
東電がALPS処理した水を海洋投棄するとしたら,大問題で,反対が巻き起こるのは目に見えています.(政府は強行するかも?)

 このような中で,様々な技術提案がなされています.
例えば http://toyokeizai.net/articles/-/22253
日本の科学技術予算を投入して,汚染水対策,廃炉処理の道筋をつけることを,国の総力を挙げる.

その前に東電の破たん処理がMUSTですが・・・ここが一番の難関かも知れないですね.
http://ameblo.jp/takumiuna/entry-11596905383.html

いずれにしても,安倍さんは,まず国の総力を挙げて取り組むという決意表明をする覚悟がないといけない.国際的な,そして次世代への責任問題です.

国民も(その前に,財界も政治家も)覚悟を決める必要がある.腹をくくれば,次第に一筋の光が見えてくるかも知れないと思っています.
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