原発のない社会をめざして 中間貯蔵施設 ボールはまだ国にある

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

中間貯蔵施設 ボールはまだ国にある

【中間貯蔵施設 ボールはまだ国にある】
朝日新聞 2014年3月31日

福島県内での除染で出た廃棄物を保管する中間貯蔵施設をめぐって、政府が修正案を県や地元町村に示した。当初3カ所で予定されていた施設の建設は、地元の見直し要望を受けて双葉、大熊の2町に集約された。ただ、それ以外は当初案からの修正がほとんどなく、首長からは「もう少しスピード感をもって対応してもらいたい」(大熊町長)と、いらだちの声があがった。

現状では、国が予定する来年1月の搬入開始は、とても無理だろう。計画がいたずらに遅れれば、復興に支障が出る。国は合意への道筋をつける努力と工夫を重ねるべきだ。

国と地元との溝は大きい。例えば施設用地について、地元は賃貸も認めるよう求めている。たとえ長期間住めなくても先祖伝来の土地を手放したくない住民が少なくないからだ。だが、国は「管理上の困難」を理由に買収する方針を譲らない。

代替案として、「地元の意向も踏まえた跡地利用」を提示したが、例示もないままでは住民も判断に困る。地域振興策についても、「財政措置を講じる」との言及にとどまった。

最大の課題は、除染廃棄物の最終処分だ。国は搬入開始から30年以内に県外に移して最終処分するという方針を掲げるが、県民の間には「結局はほごにされる」との懸念が強い。現実に、東京ドーム23個分とされる量の汚染土などを、ほかの自治体が引き受けることは考えにくい。

原発の安全対策や使用済み核燃料の処理にみられるように、難題を先送りして結局は壁にぶち当たるのが過去の原子力政策だった。その反省にたてば、現時点で30年後の約束にこだわることは、必ずしも生産的ではないという見方もある。

むしろ、廃棄物の量を減らしたり有害物質を除去したりする技術開発や安全管理面での地元の継続的な関与などについて議論を重ね、誠実に履行する道を探るべきではないか。

原発事故の直接の被害者でありながら、後始末の過程で生じる負担を受け入れなければ前を向けないところに、福島の苦悩がある。

中間貯蔵についても、各住民が意見や希望を口にし、それに対し最大限の努力がはらわれたことを確認する「納得」のためのプロセスが重要だ。

もちろん、「福島に押しつけて終わり」であってはならない。その点で国の対応は「通り一遍」の印象が強い。ボールはなお国の側にある。

人気ブログランキングへ
↑原発を止めたい方 クリックをお願いします↑
関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

海空居士

Author:海空居士
当ブログはリンクフリーです。トラックバックや転載等もご自由に。
コメントも大歓迎です。興味深い情報があれば教えてくださるとありがたいです。
ツイッターもやっています。フォローやリツイートもしてくださったら嬉しいです。
心ある人達の連携で、なんとか危険な原発を止めましょう。どうぞよろしくお願いします。

カウンター
カテゴリ
最新記事
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

最新コメント
月別アーカイブ
原発関係リンク
お世話になっているサイト
最新トラックバック
ツイッター
RSSリンクの表示
検索フォーム
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。