原発のない社会をめざして 環境白書 原発事故は二の次か

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環境白書 原発事故は二の次か

【環境白書 原発事故は二の次か】
中日新聞 2014年6月24日

環境技術と金融の推進による経済成長が今年の環境白書のテーマという。原発事故の後始末を最優先させるべき環境行政までが、政権の掲げる成長戦略にのみ込まれていくようで、気にかかる。

違和感がつきまとう。

 「我が国が歩むグリーン経済の道」。ことしの環境白書のテーマである。

グリーン経済とは、持続可能な環境と経済成長を両立させることであるという。そのために、経済成長の核となる環境技術の開発と、その事業化に必要な環境金融の推進に、まず焦点を当てている。

白書は、役所の姿勢を示す。安倍政権が進める成長戦略の一翼をどう担うかが、環境省にとっても最大の関心事ということなのか。

一方で、福島第一原発事故に関する記述が目立たなくなる。

一昨年の白書のテーマは「震災復興と安全安心で持続可能な社会の実現に向けて」であった。冒頭第一部の第二章を「東日本大震災及び原子力発電所における事故への対応」に割いていた。ところが今回の目次には「原発」の文字がほとんど見当たらない。

この変化は何を示すのか。

環境省は、除染や放射性物質の処理など、原発事故の後始末の重要な部分を担っている。

しかし、白書によると、ことし二月時点の国直轄除染の実施率は、福島県浪江町の宅地で0・1%、富岡町の農地で0・2%、双葉町にいたっては、実施計画すら策定されていない。

福島県内各地の道路沿いや空き地には、除染ではぎ取られた汚染土が袋詰めにされ、山積みにされている。最終処分の展望はなく、一時保管候補地である大熊町と双葉町の住民は不信を募らせる。責任は果たせていない。

原発事故から三年三カ月。被曝(ひばく)のリスク評価は定まらず、依然として国全体を不安が覆っているようだ。避難指示が解除されても、多くの人が帰るに帰れない。

省として真っ先に発信すべきは今もなお、原発事故の危険や不安から国民を解き放つ、意欲と道筋なのではないか。

そもそも環境省は、高度経済成長の負の遺産である公害に対処すべく生まれた役所である。

環境と経済の両立も大事な仕事には違いない。だが、経済の逸脱を監視、是正する役割は、それ以上に重いのではないか。

国民と自然を守るのが、今も第一の使命のはずである。

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彼岸花さんへ

彼岸花さん、こんばんわ。
環境省も、まったくどうしようもないですね~。
そうそう、そもそも大臣が悪すぎる(笑)
彼のサティアン発言もびっくり仰天でしたが、
まさか、福島に足を運んでいないというのは知りませんでした!!!!!
なんせ、彼の父親は核武装論者だし原発も(たぶん)いまだに推進の立場。
親がアホだから子供もアホとは限りませんが、
親の思想が無意識に刷り込まれている可能性もありますからね~。

>自民党にはかつてこういう人がいた…
>政治家が劣化しましたね。

政治は、我々の代表が国会に出ていって行うわけですから、
政治家が劣化するということは、結局、我々自身が劣化していると…
そういうことになってしまうのでしょうね。
まったく、やれやれという感じですね。
いつもありがとうございます。合掌

No title

こんにちは。
あらゆるところで原発推進政策はもうこれ以上どうにもならないところまで
ほころびが拡大して来ているのに、電力会社を救う、それだけの理由で、
福島の住民の本当の救済からは目をそむけ、国民のお金はずぶずぶと
つぎ込み、なおも甘い見通しと嘘で糊塗出来ると思っているんですかね…

環境省のトップがあのひとですからね~…
安倍内閣の人事が発表されたとき、石原氏のような人を環境大臣の
役につける…
それで、安倍政権が福島のことを大事にもなんにも思っていない、
ということがわかる気がしたものです。
総裁選において安倍さんの一応対抗馬であった石原氏。
サティアン発言などで、彼の原発に対する理解のなさなどは
わかっていたはずです。それにもかかわらず、彼をその役につける…

なんと今度の失言騒ぎがあるまで、石原氏は福島に足を運んでいないという。
失言騒ぎの前々からやる気のないのが見え見えでした。
そんなトップのもと、この環境白書も官僚たちが政権の意を汲んで
作ったのでしょうね。

実質的な初代環境庁長官の大石武一さんは、
『四日市ぜんそくの対策にあたり、また、観光客増加によって自動車道路の建設が計画されていた尾瀬を長蔵小屋の平野長靖の工事中止の直訴を受けて視察し、建設促進派の田中角栄通産相、福島、新潟、群馬の三県知事の反対に抗して建設の中止を決定。また、水俣病の患者認定基準作成においては、「疑わしきは認定する」として、救済対象を広げた。さらに、野鳥の保護など環境行政の基礎を固めた』(Wikiより)…と、ほんとうに環境庁長官にふさわしい見識を持った
人でした。
自民党にはかつてこういう人がいた…
政治家が劣化しましたね。
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