原発のない社会をめざして 原子力規制委を退く委員の”重い言葉” 「今やっても遅くない」と新組織設立を提言

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原子力規制委を退く委員の”重い言葉” 「今やっても遅くない」と新組織設立を提言

【原子力規制委を退く委員の”重い言葉” 「今やっても遅くない」と新組織設立を提言】
東洋経済ONLINE 2014年9月23日

退任する委員とはいえ、非常に重みのあるメッセージだった。

原子力規制委員会委員(規制委)としての2年の任期を終了した島崎邦彦、大島賢三の両氏が18日、それぞれ退任会見を開いた。大島氏は原子力発電所周辺の自治体が策定する防災・避難計画について、規制当局と国家の防災専門組織が連携して積極関与している米国に比べ、「日本は(腰が)引けている」とし、日本でも同じような仕組みをつくって避難計画の実効性を高めるべきとの考えを示した。

元外交官である大島氏は、福島第1原発事故の国会事故調査委員会の委員も務め、規制委では海外規制当局との協力強化などを担当してきた。

■日本と米国の違い

日本では現状、内閣府が防災・避難計画を所管し、各周辺自治体が策定している。規制委は策定において技術的サポートを行っているものの、原発の運転を許可する際の審査対象にはしていない。規制委の審査が最も進んでいる九州電力・川内原発周辺自治体の避難計画を含め、その実効性には専門家や住民などから多くの不備、不安が指摘され、「自治体へ実質丸投げ」の弊害として問題視されている。

避難計画の実効性を高めるには何が必要かとの記者団の問いに対し、大島氏は次のように答えた。

「米国では、原子力災害に限らず竜巻など自然災害も含めて所管しているFEMA(米連邦緊急事態管理庁)という組織があり、NRC(米原子力規制委員会)と協力しながら、自治体が策定する避難計画に相当突っ込んで関与して支援している」

■日本版「FEMA」の設立を提言

大島氏は、「米国では一歩進んで、(原発運転の)ライセンスを出すときに、その避難計画が訓練も含めてきちんと行われることをFEMAと協力して確認する。そういう米国のやり方と比べると、日本は確かに(腰が)引けている」とも述べた。

そして、「日本でも規制委が(避難計画の)指針を作っているが、国のあり方とすれば、もっともっと突っ込んで関与したほうがいいのではないかと思う。“日本版FEMA”のような組織をつくってプロが関与していくことが、原子力災害だけでなく、今後激甚化が予想される自然災害、複合災害への対応としても必要ではないか。今やっても遅くはない」と、新組織の立ち上げを提言した。

原子力施設の安全性向上に必要な条件を、大島氏は3輪車にたとえる。前輪が「規制基準」、後輪が「事業者の安全文化」と「防災・避難計画」の2つだ。同様に、田中俊一委員長もかねてより「規制基準と防災は車の両輪」と表現し、防災・避難計画の重要性は強調しているものの、現状の法体系上、避難計画の実効性を評価する立場にはないとしてきた。

だが、米国を参考に現状の仕組み自体を見直すべきとする大島氏の発言は、規制委委員としての経験を踏まえたものだけに、重く受け止める必要があるだろう。

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MATZ-TSさんへ

MATZ-TSさん、こんばんわ。

御嶽山の噴火には本当に心を痛めました。
私も被災者の方々のご冥福を心からお祈り致しています。

しかし、いつもの言葉の繰り返しになってしまいますが、
こんな国でまだ原発を動かそうというのですから、
まったく狂気の沙汰としか言いようがないですよね?

ご紹介いただいた週刊現代の記事も読ませていただきました。良い記事ですね。
しかし、このブログの冒頭には…

>毎週、嫌韓嫌中に加えてヒステリックな“朝日叩き”満載だった「週刊現代」

とありますが、それは知らなかったので少々意外でした。
私は、ほぼこのテの雑誌を買って読むということはしませんが、
ネットで原発関連の記事を探ると、いつも週刊現代は良い記事を掲載していたので、
リベラルな主張の強い雑誌だと思っていたのです。
週刊ポストというのはもともと論外だと思っていましたが(笑)

「あなたたちの中で罪を犯したことのない者が、まず、この女に石を投げなさい」

本当にその通りですね。池上さんの記事も良い文章でした。
こういう流れがもっと表面に出てこないといけませんね。
いつもありがとうございます。合掌

彼岸花さんへ

彼岸花さん。こんばんわ。

>国民はもっと賢くならなければ。

誰が言ってたのか忘れましたが…
「国民は、自分達の平均以上の政治家を持つことはできない」
という言葉はどうやら真理のようですね。
我々国民がどんどん馬鹿になっていって、他を思いやれなくなる。
そうすると自ずから我々の代表の代議士も利己主義の者ばかりになり、
自分達さえ得をすればいいというような愚かな政治が進んでいく。
まったく困ったものです。

>慰安婦についてその本質を見ないひとが多いのか
>人間が戦場でどういうものに変化してしまうか、…

本当に仰るとおりですね。
「日本人だけは戦地でも品行方正を貫きモラルを守った」などと主張する人もいますが、
私は、友人のお祖父ちゃんで中国(だったかな?)に戦争に行った人から…
「食うために現地の村を襲った。他にも随分非人道的な事もした」
という話を直接聞いたことがあります。
非人道的な事というのは何かは教えてはくれませんでしたが、
その件については家族にも固く口を閉ざし、絶対に言うことはなかったそうです。

戦争そのものが異常な狂気。その中でまともでいられる人などいません。
だからこそ戦争そのものを否定しなければならないのだと思います。
たとえ自分達で決めたものでないのだとしても、我が国の憲法は戦争を禁じている。
それは素晴らしいことではないですか。
自衛隊が矛盾しているなどと言って怒る人もいますよね?
でも、戦争そのものがとてつもなく矛盾している行為なのだから、
それは仕方のないことだと思います。

さすがに、どこかの国に占領されるリスクも考えなくてはいけないでしょうから、
すぐさま軍備を全て無くすことはできないのでしょうが、
矛盾だらけで簡単には動けず、結果的にどこの国の人間も殺さず、
一応は武器を持っていても、自然災害の復旧などで活躍する隊でいいのではないでしょうか?

あまりに暗い現実に、自分の小さすぎる力を呪いめげそうになっても、
皆さんの応援してくださる力に励まされて頑張る気力が涌いてきます。
彼岸花さん、いつもありがとうございます♪

No title

海空居士さん  MATZ-TSです. こんばんは.

御嶽山の噴火,犠牲者がこんなに多くなるとは最初は考えてもみなかったです.
ご冥福を心からお祈り致します.改めて,我々は火山列島,地震列島で暮らしているのだ,と認識させられました.

火山については,温泉の恵みや地熱の利用などありますが,災害への備えも,最近おろそかになっていたことに気付きました.

8月以降,メディア間の論争も,見るに耐えないものになってきて,新聞を読むのもつまらなくなってきました.

しかし,ようやく最近,冷静さを取り戻しつつあるという気も少ししています.

たとえば

週刊現代 最新号 http://blogs.yahoo.co.jp/moritakeue/12043486.html

週刊文春連載の「池上のそこからですか!?」 9月25日
http://www.j-cast.com/2014/09/22216501.html

・・・・ 「「あなたたちの中で罪を犯したことのない者が、まず、この女に石を投げなさい」(新共同訳新約聖書「マタイによる福音書」)」

まさに,自分自身を振り返らないといけない言葉ですね.

No title

おはようございます。

『実は、ブログが滞りがちな理由は、そういうことに対する絶望感みたいなことも一部あるのですが』

そのお気持ち、ほんとうによくわかります。
私が昨年秘密保護法やNSC法案などが可決され、
戦うべき相手はなんなのかというのも二の次にして都知事選でリベラルが
あのように足の引っ張り合いをして分裂していくのを目の当たりにして以来、
私も同じ絶望に捉われて、記事を書く気力を失っている、というのも
同じ気持ちからです…

このように国民の首を絞めつけて行くようなひどい法案を次々に決めて行って
しまう、あり得ないようなひどい政府に対し、国民が沈黙や投票に行かないという
ことで、結果的にそれを容認していってしまっているという状況が、
どうしても理解できないのです。
絶望はむしろそちらに対する方が深いのかもしれませんね。

その間に、極右的な言論や行動をする者は、どんどん勢いづいて行っています。
朝日新聞にかつて在籍し問題の記事を書いた記者たちを探しだして、
その今の勤務先の大学にまで脅迫状を出し、家族の情報まで把握していることを
臭わせて身の危険まで感じさせ、ついに一人を自主辞職にまで追い込んだ行為
など、これはもう重大な犯罪行為であるにもかかわらず、社会はそれを
追及しない。
政権の閣僚をあれほど極右的思想のもので固めたこの内閣。
今は風が右へ、それも極端な右へ、と吹いていると見て取って勢いづく者、
逆にあきらめて口を噤んでしまう者(私もそうです)と…論壇も国民の気分も
二分されていきつつあります。
これまで、思想的な発言をしてこなかった人々までが、原発問題や、従軍慰安婦問題などに関して、政権寄りの発言を堂々とするようになっていっている。
それ自体は、言論思想の自由の観点から、決して悪いことではないのですが、
それが、新聞や週刊誌の煽りをそのまま信じて流れに乗って、ということなのならば、それは大変に危険なことですよね。

自分で原発のことをよく調べて、慰安婦のことも、戦中、日本の男たちが
どういうことをアジアでしてきたか、ということを、自分自身の目で調べることを
ようくした結果、それでも原発はいる、日本人は中国や朝鮮半島や、
フィリピンやインドネシアや南海の島々などで、心疾しいことは何一つ
してこなかった、という確信を得られたのなら、その考えを述べることも
いいでしょう。
でも、概して、原子力ムラの従来からの安全・安い・クリーン神話を、福島第一の
事故が起きてからでさえ、まだそのまま受け売りした発言が政府高官から
巷の言論に至るまでどれほど多いことか。文言まで同じ。

私は、(買って儲けさせるのは癪にさわるんだけれど)今週号週刊文春の
朝日報道の識者の総括を特集というのを買って読んだんですよ。
ショックでした…
これほど、いわゆる識者と言われる人々の中にも、慰安婦についてその
本質を見ないひとが多いのか、知らないひとが多いのか、ということに。
私が、原発問題やTPPなどから一時離れて、昨夏から、戦記文学、…
それも、戦後の民主主義の時代になって書かれたものでなく、出来得る限り
自分で従軍した作家たちの作品を紹介するシリーズを書き続けたのは、
右左関係なく、戦争というものがどういうものか、戦争を知らない世代の人々に
知ってもらいたいという想いからでした。
近いうちまた再開しますが、人間が戦場でどういうものに変化してしまうか、…
それを兵士として見てきた作家たちの作品は、ほんとうの問題は、朝鮮の『従軍慰安婦』が強制的に拉致に近い形で集められたかどうかその証拠書類があるかどうか、などということではないんだ!という、戦場の現実を生々しく今も私たちに綴り残してくれているのです。
兵卒火野葦平や田村泰次郎は、決して反戦文学の書き手などではなかった。
その、いわば、思想的には無色のままの作家たちが戦場で見て来たことはどんなことだったのか、ということを、もう一度多くの人に見て欲しいという想いで始めたシリーズです。

その週刊文春の中で、佐藤愛子氏が、『私のまわりにも帰還兵がいて、現地の話をしてくれたけれど、日本人慰安婦は確かにいたという話は聞いても、朝鮮人慰安婦がいたなどという話を聞いたことはない』というようなことを書いていました。
佐藤愛子氏のような良家の子女の周りにいた帰還兵たちは、将校たちが多かった
のではないか。将校の相手をするのは日本からの慰安婦、兵卒は朝鮮人ピー(当時慰安婦のことをそう読んだいた)という住み分けができていたのです。
自分がそんな話を聞いたことがないから、と言って、朝鮮人慰安婦の存在さえ否定してしまうその知性って、何なんでしょうね。
彼女は作家として、同じ作家の火野葦平や田村泰次郎の作品を読まなかったのだろうか。
知的なはずの人でさえこうなのですからね…溜息です。(まあ、もともとわたしは佐藤愛子氏には何の共感も持ったことがありませんが)

とにかく、今のこの日本の現実は、途方もなくひどいです。
ただ、時代の空気が右に大きく傾いた、ということだけではないですね。
人と人とが不寛容にむき出しの神経を突き合わせる…弱者への悪意がむき出しになる…文春の中によく今回でてきましたが、『溺れている犬を、自分は安全な場にいて、棒で叩いてさらに沈めようとする』…そのようないや~な空気がこの日本を覆いつつある。
その間に、自分たちを取り巻く経済状況や生活条件はどんどん悪くなっていっているのに、それを見ない、見させないということが横行しつつあります。
12月にも秘密保護法が施行されたら、ますます言論空間は委縮するでしょう。
国民は、憲法の国民主権や立憲主義という最後の武器や、出版・言論の自由という大きな大きな武器を取り上げられていきつつあるのに、なぜ、安穏としていられるのでしょう…
また、落ちるところまで落ちないと目覚めないのでしょうかねえ…

国民はもっと賢くならなければ。

溜息ばかり出る毎日ですが、どうか、海空居士さんも、ご無理をなさいませんよう。
^^
お返事もどうか気になさらないでくださいね。

彼岸花さんへ

彼岸花さん、こんばんわ。

お返事が遅くなってすいません。お察しのとおり…最近は実家での仕事も忙しくなり、なおかつ少しずつ地域の活動も始めているので、少々ブログの更新も滞りがちでいけません(苦笑)。少しずつ生活のペースも改善していこうと思っているのですが…

御嶽山で犠牲になった方は本当にお気の毒ですね。もちろんその人達には何の罪もありませんが、やはり素晴らしい自然もちょっと牙をむけば人間程度にはまったく太刀打ちできない恐ろしい姿を見せる。そういう事に対して私達はもっと謙虚になるべきなのでしょうね。

原発などは、人間の驕りの最も象徴的な存在なのでしょうが、「科学が進めばあらゆる自然現象も制御できる。」「人間の経済活動のためには多少の犠牲は仕方がない」といった身勝手な考え方が、あのような取り返しのつかないような過酷事故につながったわけで、そういうエゴをもう一度しっかりと見つめ直さなければ、いよいよ人類も本格的に滅亡に向かって加速していくのでしょう。

それにしても、今の政権のひどさというのはどうでしょう。原発だけではなくTPPのこと集団的自衛権と憲法のこと…すべてが私の考えることと逆の方向に進もうとしています。そして、それだけの愚行を重ねる政府と政党を追認する多数の国民達がいるのですから、ちょっと理解に苦しむところですね。

実は、ブログが滞りがちな理由は、そういうことに対する絶望感みたいなことも一部あるのですが、やはりそれではいけませんね。たとえ人はどうでも自分は自分の信念に恥じない言動をしっかりと行っていく。それが良心というものなのでしょうから、今一度兜の緒を締め直そうと思います(笑)

いつもありがとうございます。季節の変わり目ですから、彼岸花さんもお体には気をつけてくださいね~。合掌

No title

おはようございます。
御嶽山の噴火…なんと。自然というものは時に恐ろしい牙をむくものでしょう…
楽しい秋の登山が、一瞬のうちに…。
なんとかひとりでも多く生きている人が救助されればと祈ります。
                    *

この二人の委員はよくやってくれましたね。とりわけ、島崎委員は地震断層などの専門家として、相当周囲の圧力が厳しかったと思いますが、屈せず、厳しい再稼働基準を貫き通してくれた。この大島氏も、海外経験豊富な広い視野から原子力行政を見つめていてくれたと思いますね。

今私、パソコンが調子悪く、とりわけスクロール機能がだめになっているので、『お気に入り』にしている記事たちが取り出せないのですが、確か、政府自身が、2030年代くらいには、自然エネルギーだけで30%くらいに持っていけるという試算を出していたと思います。それなのに、結局、経済界との癒着の強いこの政権は、むしろ逆の方向の、原発再稼働と原発輸出にしゃかりきになっている……。
経済のうまくいかないのも、原発が動かないゆえの発電コスト高のせいに何としてでもされてしまっていますが、これも嘘。
火力発電のコスト上昇の分は、2011年以降、国民の節電努力によってほぼカバーできているという民間の試算も、わたし、見た記憶があります。
ああ、それも「お気に入り」に入れてあるんだけどなあ。
さらには、2016年からは、アメリカのシェールガスが日本に入ってくる見込み、と茂木前経産大臣が、ラジオではっきり語っていたのも覚えています。つまり火力発電のコストも下げられるはず。

ほんとうはこういうふうに、脱原発の流れは、もう道筋が出来ているにもかかわらず、原発を廃炉にすれば、電力会社の原発の資産としての価値がマイナスになってしまう、廃炉費用が膨大で電力会社の経営を苦しめる、というただその一点で、電力会社も動くに動けないでいる、というのが実情なのではないでしょうか。
ほんとうはもうお荷物…でも、捨てるに捨てられなくずるずる引きずっている…
経済界だって、ほんとうはわかっているのだろうと思います。

それにまだ原発でやっていけるという幻想を与え続けているのが今の政権ですね。

しばらく無沙汰ばかり重ねていて申し訳ないです。
海空居士さんがここにいてくださるから、安心していられる、という甘えもあるのです。^^
お仕事もお忙しくておいででしょう。
どうかお体壊したりなさいませんよう。




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海空居士

Author:海空居士
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心ある人達の連携で、なんとか危険な原発を止めましょう。どうぞよろしくお願いします。

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