原発のない社会をめざして 「原発は安全」なんて広告は作らせるな

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「原発は安全」なんて広告は作らせるな

コラムニストの天野祐吉氏の意見です。







今回の大震災と原発事故は、僕たちの生活を根っこから変える動きの引き金になったと思います。
これまでの日本は、経済成長だけを目標にひた走り、みんな「貧乏暇なし」から「金持ち暇あり」の暮らしを目指してやってきた。でも現実にはみんな忙しく働くばかりで「小金持ち暇なし」になってしまいましたね。

そのために、どうも豊かさの実感が持てない、「なんかおかしいぞ」と感じるようになった。そんな行き詰まり感が、10年以上前からずっと人々の心の中にあったと思うんです。

でも、こうした違和感は外圧がないと、なかなか現実の行動になっていかない。最近どうも不整脈が続いていると思っても、すぐには医者に行かない。でもある日、ズキッと心臓に痛みが走ってようやく病気に気づくようなもので、日本全体にあった違和感を、はっきりと顕在化させたのが、今回の大地震と原発事故だと、僕は思っています。

で、僕が思うこれからの生活スタイルは「貧乏暇あり」ですね。「貧乏」というと言葉は悪いですが、餓死するほどの貧乏じゃない、今よりも少し質素な生活をすればいい。そうなると原発なんていらなくなる。

原発が今も必要だと言っているのは、これからも経済成長をすべてに優先して維持しようと思っている人たちと、いざというときに核兵器を作れると考えている人たちでしょう。
でも、今まで100ワットで生活してきたものが例え60ワットになったからといって、その減った部分で他の楽しみを増やせれば、それでいいじゃないですか。

僕が1980年代に「広告批評」の編集長をしていた頃、2回ほど、反原発特集をやったことがあるんです。政府や電力会社が大々的に原発の安全をPRする広告に対して、こんな広告を税金や電気料金を使ってやっていいんだろうかというテーマでした。でも、結果的に原発を止めるにはあまりにも非力だった。それが今となっては大きな悔いになっているし、反省もしています。

でも、今さらそれを悔いても仕方がないので、せめてこれからは「原発は安全です」なんていう広告を一方的にやらせないようにしたい。

しかし、それは新聞にそうした意見広告を載せるなっていうのとは違います。新聞の広告スペースというのは、公共のスペースです。誰もが意見を発表していいと思う。ただ、原発の存否のような、国論を二分する大きな問題については、反対側の意見の持ち主に反論権を持たせ、同じ大きさの紙面を無料で提供するような制度を作るべきです。

これから原発の存否を、めぐる議論が始まると、また「あの事故を教訓に、原発は安全を第一に優先します」なんて広告が出てくるかもしれない。そんな広告を載せるのであれば、反対意見の広告も必ず載せる。そういった制度作りが、今後のメディアには必要なんじゃないでしょうか。(週刊朝日9/9号」より)

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