原発のない社会をめざして 原発も津波と同じ、人間の力で「制圧」できない

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原発も津波と同じ、人間の力で「制圧」できない

ノンフィクション作家の吉岡忍氏の意見です。以下…







【原発も津波と同じ、人間の力で「制圧」できない】

東日本大震災とその後の原発事故を巡っては、津波は天災、原発は人災だと言われます。でも実際に被災地に行って、いずれも人災だと分かった。

3月17日に車で被災地に入りました。三陸海岸はことごとく津波にやられていた。沖には数十キロにわたる防潮堤が築かれていましたが、津波はその想定を超えて高かった……
本当にそうでしょうか。

1933年の昭和三陸地震後に造られた防浪堤は、津波を食い止めるのではなく堤防に沿って逃がそうという発想で、山に向かってV字形に築かれていた。その防浪堤を築いていた地域は引き波の力を減じて、たくさんの人命を救っていました。一方、60年のチリ津波後に造られた防潮堤は、完全に津波を食い止め、制圧しようという発想で海に向かってV字形に築かれた。人々は安心して海岸近くに集落をつくり、今回、津波にさらわれてしまった。

多少のダメージは引き受けて津波を逃がそうとする防浪堤と違って、防潮堤の発想は人間と自然の関係が敵対的なんです。そして、人間は自然に負けた。福島第一原発の事故も根っこは同じ。技術を過信し、原子力を人間の力で管理・制圧しようとして失敗した。

100か0かという発想は捨てて、ダウンサイジングに舵を切るべきです。街の規模も人々の生活も産業も。震災や原発事故がなくても日本は限界にきていたんですから。

いま心配なのは、西日本と東日本の間に断層ができつつあることです。西日本は震災とも原発とも関係ない。そんなムードが生まれている。被災地では、西日本からの若いボランティアが圧倒的に少ないと感じました。

ボランティアは、情報の伝達回路としても機能します。被災地でのボランティアを体験した人が、地元に帰って見聞きしたことを伝える。マスコミが伝える情報をリアルに経験化する。西日本にいま必要なのは、そういうプロセスです。

ボランティアはプロに任せるという意見がありますが、被災地にはまだ、泥掃除、水の運搬など人手を必要とする仕事がたくさんある。若い人たちに行ってほしい。一度は人のために働かないと、人間の魅力は増していきません。
(AERA臨時増刊号「原発と日本人」より転載)

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