原発のない社会をめざして 原発継続しか活路はない?

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原発継続しか活路はない?

週刊朝日に連載されている、広瀬隆氏の「原発破局を阻止せよ!」というコラムの中に、非常に興味深い部分がありましたので…抜粋してご紹介させていただきます。以下…







福島第一原発メルトダウン事故を起こした東京電力の財務実態とリスクを監視する「東京電力に関する経営・財務調査委員会」(下川辺和彦委員長)が、10月3日に、東電の賠償と経営維持の方針に関する報告書を野田佳彦首相に提出した。

これが東電の今後の10年間の経営の道筋を示す既定事実であるかのように報道されている。マスメディアの論調は、「東電の合理化案を委員会が厳しく査定し、コスト削減を求めた」というものだが、原発事故の被害を受けた全国民から見ると、こんな甘い査定では東電の言いなりではないか、という憤りをおさえられない。

この委員会は、第三者委員会と呼ばれてきたが、原発推進の急先鋒であるJR東海の会長・葛西敬之がメンバーに入っていたのだ。彼はフクシマ事故後、5月24日付の産経新聞上で、「原発継続しか活路はない」と題して、驚くべき非常識な原発推進論を語っていた問題の人物である。

「原子力を利用する以上、リスクを承知のうえで、それを克服・制御する国民的な覚悟が必要である。(中略)腹を据えてこれまで通り原子力を利用し続ける以外に日本の活路はない」と書き、国民に対して、大事故を覚悟して原発を運転しろというのだ。言葉を失う。(中略)

こうして委員会が、東電に求めるべき厳しい合理化を手抜きし、「柏崎刈羽原発を稼働しなければ電気料金値上げが必要になる」というトンデモナイ結論を報告書で打ち出したのだ。大事故を起こして、あらゆる産業と大量の個人生活を破壊し、今もなお深刻な放射能汚染食品を流通させ、全国自治体の汚泥処理にさえほっかむりしている電力会社が、電気料金を値上げするなどということが、国民感情として許されると思っているのか。

この委員会は、電気料金の算定のもとになる電力会社の放漫事業がフクシマ事故を起こした元兇であることも認識せず、それを改革するという最も重要な使命を何も果たしていない。その改革の骨となるべき国策は、明白である。発電と送電・配電の事業を分離して、おごれる電力会社の地域独占体制を排除しなければならないことを、多くの人が認識しているはずだ。

これからの送電・配電をおこなう会社は、民間であるか国営であるかを問わず、少なくとも国家が株式を保有して経営権を掌握し、すべての国民に電力を解放するシステムでなければならない。電力会社の資産の過半は、その送電・配電事業にあるのだから、東電がその部門を売却すれば、フクシマ事故の損害賠償であれ、今後の事故始末費用であれ、容易に捻出できるのである。委員会は、それを一切提言しなかった。(中略)

葛西敬之に率いられるJR東海は、原発5基分の電力を浪費するリニア中央新幹線の計画を、フクシマ事故後に強引に進めてきた。日本人が無駄な電力消費をおさえようと必死に努力している時代に、同じ東京~大阪間の鉄道で東海道新幹線の3~5倍のエネルギーを必要とするリニアに熱中することが、鉄道会社に許されると思っているのか。葛西の狙いは、リニアが必要とする大電力確保のための柏崎刈羽原発の運転続行や浜岡原発の再稼働にあるのだ。

このリニアとほぼ同じ問題が、電気自動車(EV)の普及宣伝にも見られる。電力不足と騒ぎ立てる時代、国民の悲願である電力消費の抑制に対して、電気自動車の普及が、真っ向から矛盾することぐらい、10歳の子供でも分かるはずだ。ところが非常識にも、自動車メーカーの宣伝マンではあるまいに、NHKのニュースが、それを恥ずかしげもなく「エコカー」と今日も宣伝している。

電気自動車に必要な電気を充電する作業が、深夜、「原発」の電力に依存することは明白だ。原発大国フランスが電気自動車の普及に熱中していることが、それを裏付けている。したがって、電力消費を増やす電気自動車とリニアは、日本人が原発廃絶と省エネをめざそうというなら最悪の文明だということになる。(後略)

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