原発のない社会をめざして 「空気読む沈黙」繰り返すな

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「空気読む沈黙」繰り返すな

朝日新聞のコラム「原発事故の教訓」の中で、編集委員の星浩氏が非常に良い意見を述べておられました。
「空気を読む」というのは、確かに日本人の美徳の一つではありますが、少なくとも…この「原発」ということについてだけは黙っていてはいけません。賛成・反対にかかわらず皆で声を上げて、真剣に議論をしていかなければならないと思います。
以下は…転載です。







【「空気読む沈黙」繰り返すな】
朝日新聞 3月11日

この1年、大震災と原発事故を巡る多くの議論を見聞きしてきた。その中で印象に残った2人の話を紹介したい。

昨年12月、伝統仏教の宗派で作る全日本仏教会が「脱原発宣言」を発表した。政治的な発言を控えてきた同会としては、異例のことだ。

「『いのち』を脅かす原発の依存度を減らし、原発に依らない持続可能なエネルギーによる社会の実現を目指します。誰かの犠牲の上に成り立つ豊かさを願うのではなく、個人の幸福が人類の福祉と調和する道を選ばなければなりません」と明言している。

この宣言の狙いについて、同会の河野太通会長から話をうかがう機会があった。

「日中・太平洋戦争で仏教の教団は何をしたのか。戦争反対の声は上げず、信徒から集めた寄付金で、軍に戦闘機を贈ったこともあった。それでも戦後しばらくは、懺悔もしていない。そういうことでいいのかと思い続けてきた」

「あの戦争の時、宗教者が国家に順応して戦争に協力してきたことと、原発問題に口を閉ざす雰囲気が重なる。原発事故で故郷を離れざるを得ない人々のことを思えば、命の尊厳を唱える仏教者として原発は持ってはいけないものだ。生活のあり方を見直し、原発を必要としない社会を目指すべきだ」

戦争中、多くの仏教者が口を閉ざしてきたことを反省し、今こそ原発問題で発信すべきだという。宗教家の真摯な姿勢を感じた。河野氏は全国の寺院に対し、地震発生から丸1年の11日午後2時46分に梵鐘をつくよう呼びかけている。

もう一人、高名な科学者が鳴らした警鐘を聞いた。福島第一原発事故の原因を民間の立場で調べる「独立検証委員会」の北澤宏一委員長。「原子力ムラ」の体験を厳しく指摘した報告書を公表した際の発言が明快だった。

「原発の安全神話による自縄自縛が生れていた。100%安全なものに、なぜこれ以上の安全策が必要なのかという論理だ。政府高官によれば、一人一人は安全対策に問題があると思っていたが、自分が何かを言ってもどうしようもないと、みんなが空気を読みあっていたという。空気を読むことが日本社会で不可避であるとすれば、そのような社会は原子力のようなリスクの高い大型で複雑な技術を安全に運用する資格はない」

世の中の空気を読んで口を閉ざす。その愚を繰り返してはならない-。宗教家と科学者が説く原発事故の教訓であり、それは私たちジャーナリズムへの警告でもある。

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