原発のない社会をめざして 原発「廃炉」と「最終処分」この遠き道のり①

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原発「廃炉」と「最終処分」この遠き道のり①

週刊現代に、廃炉になった原発の廃炉の難しさと、使用済み核燃料の処分の困難さが特集されていました。
長い記事なので…抜粋して2回にわけて転載させていただきます。以下…







【原発「廃炉」と「最終処分」この遠き道のり】①
週刊現代 5月19日号


■再処理はできない

昨年起きた福島第一原発の事故以前から、とっくに日本の原子力産業は行き詰まっていた。立命館大学名誉教授の安斎育郎氏はこう語る。
「現在、多くの使用済み核燃料は、行き場がないので原発の貯蔵プールに保管されている状態です。しかし、このままにしておくのは非常に危険です。燃料集合体は、水から出したとたん、人間が近づけないほどの放射線を出します。各原発のプールは、いちおう耐震設計がなされていますが、建物の老朽化が進んでいる。福島第一原発の事故で分かったように、大地震が来れば崩壊する危険を孕んでいます」

トイレのないマンション。原発はそう呼ばれてきた。有り余る電力を作り出すが、気づくと“廃棄物”を捨てる場所がない。そしてその廃棄物は厳重に管理し、処理しなければ即座に国を滅ぼしかねない恐ろしい物質なのだ。

(中略)

「日本の原発においては、1日あたり1・4tもの高レベル放射性廃棄物が発生しています。2009年の時点で、各原発の敷地内などに保管されている廃棄物の量が1万2840t。これは、フランスやイギリスなどに使用済み核燃料の再処理を依頼した約7000tを除いての量です」(元日本環境学会会長で大阪市立大学大学院特任教授の畑明郎氏)

日本では、大量に発生する使用済み核燃料を、再処理してリサイクルする方針を進めてきた。再処理することでプルトニウムを抽出し、再度、原発で使用する。資源のない日本にとっては理想的だと持て囃されてきたが、実はこれが大きな間違いだった。

「そもそも、使用済み燃料を再処理する技術は非常に難しく、日本でも青森県・六ヶ所村の施設などで研究を進めてきましたが、トライ&エラーの繰り返しでまともに動いたことがない。再処理工場というのは、ふつうの原発よりさらに高い放射線が出ており、非常に危険です。どんな機械でもメンテナンスが必要ですが、再処理工場は放射線が強すぎるため、人間が近づいて修理することもできない。少しのトラブルで、すぐに対処不能に陥ってしまう」(元東芝・原子炉格納容器設計者の後藤政志氏)

■もう満杯、溢れ出す

六ヶ所村では、現在、日本原燃が使用済み核燃料処理施設を建設中。ところが、試運転の段階からトラブル続きで、97年操業開始の予定がすでに15年も遅れている。今年末に施設が完成するという予定も示されているが、それも不透明だ。

元京都大学原子炉実験所講師の小林圭二氏も、こう語る。
「平常時の原発が1年かけて出す放射線と同じ量を、再処理では1日で放出してしまいます。それほど、危険性が高い作業なのです。また、再処理の過程では事故も起こりやすい。その過程で出てくる溶液は、科学的に爆発を起こしやすい性質を持っています。また、再処理ではプルトニウムを抽出するわけですが、プルトニウムは少量でも臨界を起こす恐れがあります」

(中略)

問題はまだある。六ヶ所村の施設が飽和状態のため、各原発では使用済み核燃料を敷地内で保管しているが、それも限界に近い。内閣府の資料によれば、再稼働が議論になっている関西電力・大飯原発で、貯蔵割合は69%。四国電力・伊方原発は63%、九州電力の玄海原発は78%、東京電力の柏崎刈羽原発は79%に達する(2011年9月現在)。

(中略)

この、実質的に放置状態の使用済み核燃料を一刻も早く移送しないと、再び日本は滅亡の危機に晒される。

TO BE CONTINUED

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