原発のない社会をめざして 原子力規制委員会の委員長の人事は今のまま進んでいいのだろうか?

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原子力規制委員会の委員長の人事は今のまま進んでいいのだろうか?

テレビ朝日のモーニングバードは、「原発問題」をきちんと取り上げてくれる数少ない良い番組なのですが、8月9日の放送でも「原子力の暴走にブレーキをかける機関」として新たに作られる原子力規制委員会に、原子力ムラ出身の田中俊一氏が委員長として入ることに対して、玉川徹氏が鋭く切り込んでいました。
放送の中より金子勝氏と小出裕章氏の発言部分を書き起こしさせていただきます。




【原子力規制委員会の委員長の人事は今のまま進んでいいのだろうか?】
モーニングバード 2012年8月9日放送

【金子勝氏】

玉川:どういう理由で、田中さんは委員長にふさわしくないと思われているんですか?

金子勝:福島の人を助けているというイメージは全くの逆ですね、デタラメです。だからこれはすごく腹が立っています。

金子勝:福島県民がとにかく「除染の基準を1ミリシーベルトにしてくれ」と、それを田中氏はですね、「年間5ミリシーベルトが現実的だ」と言って、1ミリシーベルトにするのを抵抗している。

田中氏のVTR 「私は除染をしながら、いくら除染をしたって限度があります。もう通常時の1ミリシーベルト年間なんていうのはとても達成できないと思います。そうすると、そういうある種の高いレベルで、生活をどうやって折り合いを付けていくかということについて、やっぱり、(福島県民に)知識と知恵を付けて下さいという話を何時もしてるんですよ。」

金子勝:食品の安全基準、つい最近で言えば500ベクレル/kgから100ベクレル/kgになった、あの時一番反対した一人ですよ、田中さんは。

田中氏のVTR 「管理の値を500ベクレル/kgから、たとえば100ベクレル/kgにするということになりますと、現在でも、いろいろそういったことで、流通ができないような食品、あるいはそういうものが沢山増えてくるという事です。これは社会的経済的な損失はもちろんですけれども、そういう事によって国民の不安がどんどんまた大きくなっていくということがあります。」

金子勝:この人事を認めてしまうと、我が国の原発政策は全て逆戻りに走り始めるっていうふうに私は思っています。


【小出裕章氏】

玉川:原子力の専門家で、かつ原子力ムラじゃなくて、規制もきっちりできるだろうという人が、果たしているのだろうか?この国に。それについてはどうですか?

小出裕章:これまでも原子力発電所の危険に関して発言をしてきたという専門家はもちろんいるわけだし、原子力ムラに入らないで発言を続けてきて下さった人はいるのですね。たとえば今、ストレステストというものをやっているわけですが、そのストレステストの委員の一人に、東京大学名誉教授の井野博満さんがいらっしゃいます。彼も原子力ムラからは離れた立場で、ずっと原子力の危険性というものを指摘し続けてくれた人ですから、彼のような人が原子力規制委員になってくれるというのであれば、私は歓迎したいと思います。

玉川:小出先生にやってほしいという声があるんですね、実際に。で、小出先生がたとえば規制委員の中に入ってやるというふうなことは、これはやっぱり難しいんですか?

小出:全くあり得ません。この日本という国は原子力を進めるにあたって、原子力基本法という法律をまず作りました。その基本法には「原子力は平和目的に限るけれどもどんどん進める」と書いてあるのですね。その根本の道筋の元で、原子力委員会あるいは原子力規制委員会というものが仕事をしなければいけない訳です。私自身は「原子力なんか決してやってはいけない」と言っているわけですから、原子力基本法そのものを変えてもらいたいわけだし、現在の原子力基本法のように原子力をガンガンやりますという、そういう元では、いかなる人がやっても結局は引きずられてしまうだけだと私は思いますので、私がそういう国家の委員会に入ることは決してありません。

玉川:日本が原子力を止めるというふうに決めた場合は、その規制に関する仕事というのを「小出さんやってくれ」と言われたら、これはどうなんですか?

小出:やります。日本が原子力から足を洗うという事を、たとえば原子力基本法を改正して、決めてくれるのであれば、その元での仕事はお引き受けします。

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彼岸花さんへ

彼岸花さん、ありがとうございます。
お~。MJQですか!ミルトジャクソンのビブラフォン良いですよね~。
昔、私もブルーノートに聴きにいったことあります♪
水割りを片手に、切なくも美しい夜を過ごされていたのですね。

それにしても、そういう気分転換の夜にも頭から離すことのできない原発問題。
本当に、私たち人間は罪深いことをしてきたものです。
そして…原子力の専門家であり、しかも30年以上「反対運動」をしてきた小出先生は、
私たち以上に大きい悲しみを背負ってらっしゃるのでしょうね。

本当に…1日も早く原子力という悪魔のテクノロジーを封印させなければいけませんね。
そして、そういう日が訪れたならば、その時は彼岸花さんと一緒に…
悲しい涙ではなく嬉し涙を流しながらウイスキーでも飲めたらいいな♪
などと思った私でした。
ありがとうございました。合掌

No title

こんばんは♪
省エネということから言えば、夜更かしして電気を使っちゃいけないんだけれども、
今晩は、流星群がピークの夜。
そして朝4時過ぎからはオリンピックの閉会式。
今晩は許して!と言いつつ、ウイスキーの水割り片手に、これ書いてます(笑)。

9個も流星見た感激や、ちょうど聴いている、モダン・ジャズ・カルテットの
『Softly as in a Morning』やお酒の影響もあって、

『やります。日本が原子力から足を洗うという事を、たとえば原子力基本法を改正して、決めてくれるのであれば、その元での仕事はお引き受けします。』

という小出先生のことばに、涙がば~~~っ!………

小出先生は、どんなことがあっても、政府の駒になんかならない方と思っていた。
どんなにか、「ああ、原子力規制委員会に小出先生が入ってくだされば!」
と思うか知れない。でも、あの方の生きざまを見れば、たとえ政府から要請されても、
引き受けることなど絶対ないだろうな」と諦めていた…

それが、「日本が原子力から足を洗うのであれば、お引き受けします。」という言葉……。

ここに、どれほどの、この方の慙愧の想いが、せつない思いが籠められていることでしょう!!!
原子力業界にあって、原子力の恐ろしさ、不正、不合理を訴え続けて実に
30年……。どれほどの言うに言われぬ悲しい想いをなさってきたことでしょう。

先生が、かろうじて発言の場を得られてきた『たねまきジャーナル』も打ち切りと
なってしまいます!

あれほどの過酷事故を引き起こしてなお、原発を捨てない、日本政府と経済界。

『お引き受けします』という言葉に、どれほどの悲しみが籠っていることか!!!

私は、涙涙です!
泣き上戸なのかな(笑)
でも、泣かずにいられませんよ。こんな切ない言葉を聞くと…。

うみそら居士さん。ごめんなさいね。なんか今晩の彼岸花は変です!




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