原発のない社会をめざして 東電テレビ会議 報道規制は筋違いだ

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東電テレビ会議 報道規制は筋違いだ

毎日新聞の社説に、東電が報道機関に公開したテレビ会議の映像加工に対して、厳しい意見が述べられていました。以下は転載です。







【東電テレビ会議 報道規制は筋違いだ】
毎日新聞 8月4日

福島第1原発事故が発生した直後の社内テレビ会議の映像を6日から東京電力が報道機関に公開する。映像は、社員のプライバシーに配慮して、一部を加工したものだ。

公開に当たり、東電は報道側にさまざまな条件を突きつけている。公開映像の録音・録画を禁止した。東電の事故調査報告書に記載されていない一般社員名の報道もしないよう求めた。さらに報道側が映像を独自に入手した場合の報道も禁じた。

従わないメディアやフリージャーナリストは、視聴室からの退出を求めたり、今後の会見参加を拒否したりする可能性も示唆している。

映像の持つ公共的な意味合いと、「国民の知る権利」、取材・報道の自由の原則に照らしても、規制は筋違いだ。東電には硬直的な対応を取らないように強く求めたい。

公開されるのは、昨年3月11日の震災発生から同15日までの150時間分の録画映像だ。東電本店と発電所のやりとりが録画されている。

この間、1、3、4号機で水素爆発が起き、一部原子炉建屋が吹き飛んだ。2号機も冷却機能が失われ、1〜3号機で海水注入が行われた。そんな中、15日早朝に当時の菅直人首相が東電本店を訪れ、「原発からの撤退はあり得ない」と口責した。

国内のみならず、海外にも衝撃を与えた大事故だ。混乱の中で、どう収束が図られたのか。冷却機能が失われた原子炉の実態を現場はどこまで把握できていたのか。検証は国際社会の要請でもあり、映像記録は欠かせない資料だ。

東電には多額の公的資金が投入され、実質国有化された企業だ。国民に対する高度の説明責任がある。そうした立場を踏まえれば、制約なく映像を全面公開し、第三者の分析に委ねるのが本来の姿だ。今回は報道向けだが、研究者や一般市民にも広げるべきだろう。また、16日以降の映像も公開対象とすべきだ。

報道に携わる以上、個人のプライバシーに配慮しながら伝えるのは当然だ。一方で、たとえ幹部でなくても現場で重要な役割を果たしていれば、必要に応じて報じることもある。その結果について責任を負うのは報道した側だ。東電には、そうした報道の役割を理解してもらいたい。

それにしても、東電が公開に当たって当初示した案にはあきれる。公開は6日からの5日間(計約30時間)で、各社1人に限るというのだ。枝野幸男経済産業相の指示で来月7日まで延ばしたが、「全ての検証はお断り」と言わんばかりだ。

日本新聞協会は3日、映像の全面公開と、取材・報道制限の撤回を申し入れた。東電はしっかり耳を傾けてもらいたい。

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Re: 東電ビデオ

○○○○さん、コメントをありがとうございます。

> 毎日、朝日は比較的原発問題に真剣に取り組んだ記事を出しているようですね。 福島1の事故があれだけ拡大した原因究明は、今後原発を次第に減らしていくにしても極めて重要な仕事です。しかし、4つの事故調査委員会は、この東電ビデオを十分活用しないままです。どうしてでしょうか? これは、「今や1企業の社内資料というレベルを超え、歴史の記録と検証に欠かせない世界の共有物だ。東電の手から離し、国のもの、社会全体のものとして、保全するべきだ。」 これは、以下のWebRonzaからの引用です。ユーザ登録が必要になりますが。
> http://astand.asahi.com/magazine/wrscience/2012081300003.html

>うみそらさんもご存知かも知れませんが、関連で、以下も紹介しておきます。なぜなら、現在の規制委員会と規制委員長案は、またも以前の保安院の二の舞になろうとしているからです。それに警鐘を鳴らす記事です。元内閣官房参与の田坂さんです。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20120815/235569/?P=1

本当に○○○○さんのおっしゃる通りだと思います。
結局どこにも責任を取らせないまま、この問題をうやむやに終わらせ、
これからさらに原発を動かして一部の人間の既得権益を守ろうとする。
そういうシナリオがすっかりできあがってしまっているのでしょう。
どこまで国民をなめて馬鹿にすれば気が済むのか?と思い腹が立ちます。

田坂さんはなかなか頑張ってくれていますよね。
こういう方はしっかりと応援をしてあげなくてはいけないと思います。
ありがとうございました。合掌

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