原発のない社会をめざして マグネシウムで電池 すごい!エネルギー 「太陽光」を貯蔵

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マグネシウムで電池 すごい!エネルギー 「太陽光」を貯蔵

蓄電技術もどんどん進んできています。リチウムなどの代わりにマグネシウムを使うことで、蓄電の量を飛躍的にアップさせて、しかも劣化することもないのだそうで、この技術は大注目に値すると思います。
東京工業大の矢部教授などが研究に取り組んでいるそうで、1日でも早くコストの問題が解決されて普及してほしいものだと思います。以下は東京新聞より転載です。







【マグネシウムで電池 すごい!エネルギー 「太陽光」を貯蔵】
東京新聞 8月25日

昔、写真のフラッシュは、金属のマグネシウムを燃やして使っていた。瞬間的に明るい炎を出して燃える。強いパワーと、ちょっと危ない、という両面の印象。そんなマグネシウムを使って、エネルギーが循環する社会を構築することができると、矢部孝・東京工業大教授が提案している。その意図と可能性は。       

マグネシウムは海水や鉱物の中に豊富に含まれる。地殻に存在する元素の量としては八番目に多い。矢部教授は、マグネシウムに太陽のエネルギーを蓄え、使いたい時間、場所でエネルギーを消費することを考えている。一番有望だと思われるのがマグネシウム電池だ。

「再利用できる乾電池のようなもので、エネルギーを蓄えられる量が大きい。リチウム電池に比べて、同じ重さなら十倍の力になります。携帯電話に使えば、一ヶ月充電不要。電気自動車もこれでいけるはずです」

リチウム電池は高価なのに、それを搭載した電気自動車の航続距離は短い。リチウムの資源量も少ない。水素燃料電池はさらに高価なうえ、爆発しやすい水素の保存場所の確保が難しい。

優れた特性を持つマグネシウム電池がこれまで実用化されなかったのは、マグネシウムの電極に被膜ができてしまい、継続して電力を取り出すことが難しかったからだ。近年の研究で、課題が克服されてきた。

矢部教授は、電子を生む負極にマグネシウムの薄膜を使うことで、被膜の問題を解決した。電解液は塩水でいいという。矢部教授の提案をもとに、マグネシウム電池の生産を一年以内に開始する計画がベトナムで進む。充電ができない「一次電池」だが、マグネシウムを取り換えることで再利用できる。

「電池ではなく、単純に燃やして火力発電してもいい。こうしてエネルギーを消費すると、金属のマグネシウムは、酸化マグネシウムに変わります。これを太陽光によって、金属のマグネシウムにもどすんです」(矢部教授)

太陽光のエネルギーをマグネシウムの形で貯蔵すれば、好きなときにエネルギーを取り出し、運ぶこともできる。劣化することもない。

■ガソリン並み価格も

一番の課題は、酸化マグネシウムを、太陽の光でマグネシウムにもどすことができるかどうかだ。酸化マグネシウムはとても安定した物質で、分解が難しい。現状は、石灰を大量に使ってマグネシウムを作っている。

矢部教授は、もともとレーザー核融合の研究者だった。太陽光をレーザー光に変換し一点に集中させることで、マグネシウムをとることができるという。

「海外の太陽光の豊富なところなら、一億円か二億円の装置で、年間五十トンくらいのマグネシウムを得られる。規模を大きくすれば一キロ百五十円くらいで生産でき、ガソリンに匹敵する価格まで下げられる」と話している。

■充電可能な素材開発

ここ数年、国内外の企業や研究機関が、マグネシウムに注目し始めた。動きは水面下で進み、発表されるのはごく一部だ。トヨタ自動車は「リチウムより優れた電池を求めている」と公言しており、その候補の一つがマグネシウムだ。埼玉県産業技術総合センターの栗原英紀さんらも、マグネシウムに秘密の物質を加えて、充電ができるマグネシウム電池の電極材料を開発した。実用化をめざし研究を進めている。

米国エネルギー省は今月、ペリオンテクノロジーズに、二百五十万ドル(約二億円)を投資した。同社はマサチューセッツ工科大発祥のベンチャー企業で、充電可能なマグネシウム電池の負極材料の探索を進めている。

大きなパワーを持つ新エネルギーの開発は容易ではない。従来の枠組みにとらわれない発想によって、新たな道が切り開かれていくことを期待したい。

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非公開コメント

ウッドスタインさんへ

ウッドスタインさん、ありがとうございます。
そうだったのですか?それは全然知りませんでした。
渡辺教授は、琵琶湖の三分の一ぐらいのスペースがあれば、日本の輸入している石油と同じ量が手に入るとい言っていますよね。しかも決して枯渇することのない…ある意味無限のエネルギー。
確かにいろいろ問題はあるとは思いますが、ぜひ本気で取り組んでもらいたいものですねえ!

とにかく…原発をやるということだけが決まっていて、その他のことには目もくれようとしない。
突き上げられて渋々と取り組んでも、アラばかりを探して「調査しましたが、コストが高すぎて無理です!」
などと、やらずにすむ言い訳ばかりを探しておしまい。
結局は、政治家も官僚も経済界も、自分たちの利権を守りたいだけで、誰も真剣に国の行く末を案じていない。
このような状況には、本当にただただ呆れるばかりです。

そういうことを考えていると、時々めげそうになる時がありますが(苦笑)、
未来の子ども達のためにも、頑張って声を上げ続けていかねばなりませんね。
拙いブログを読んでくださり、建設的なご意見をくださるウッドスタインさんには本当に感謝です。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
ありがとうございました。合掌

No title

 管理人さんの、下水処理場にオーランチオキトリウム-ボツリオコッカス培養・処理施設を併設したらどうか、という意見ですが、筑波大の渡邉信教授のHPの「Project」の中に、「下水処理プロセスと藻類生産の融合」という項目があります。すなわち、管理人さんの妄想ではなくすでに現実のプランとして存在するということですね。

http://www.biol.tsukuba.ac.jp/~makoto/index.html

 実現すればまさに夢のような話ですが、現実には乗り越えなければならないハードルは素人の私が考えてもかなりありそうです。併設するための土地の確保や設備の設計などハード面のことから、下水処理場は基本的には公共物ですからそこから得られる産物であるバイオ燃料をだれがどのように取り扱うべきか、そこに利権が発生しはしないか、などソフト面のことも考えなければなりません。従来通りの公共事業にしてしまっては、役人の天下り先が増えるだけですからね。ただ、これらは先の心配です。まずは、研究室レベルではなく実用レベルの実証実験を実現することが先決なのですが…。遅いですね。

ウッドスタインさんへ

ウッドスタインさん、ありがとうございます。
そうなんです。コメントをいただいた後…東京新聞を見ていましたら、
この記事がありましたので、これも何かのご縁かと思いさっそく書き写してみました。

オーランチオキトリウムについては、私はかなり期待を持って見ています。
どうして、こういう技術にこそ補助金などをたくさんつけて、積極的に応援しようとしないのでしょうかね?
本当に理解に苦しみます。
渡辺教授は、この技術を日本の企業が使う場合は援助を惜しまないが、外国からの支援は断っていると聞きます。
こういう立派な方を(半ば)無視しようとしているならば、日本の政治家も官僚も経済界も、本当に愚かな連中の集まりですよね!

「榎本藻と、オーランチオキトリウムと比較してどうなのでしょうか。」

あまり詳しくはないのですが、榎本藻の方が増殖能力は高く、オーランチオキトリウムの方が油の生産能力が高い…という感じで、結局どちらも甲乙つけがたいといったところではなかったでしょうか?
(きちんと調べたわけではないので、確かではないかもしれません。念のため…)

一番大きな両者の違いは、榎本藻は光合成で増えますが、オーランチオキトリウムは有機物を食べて増えるという点だと思います。
渡辺教授などは、ボツリオコッカス(榎本藻とは言っていませんが…)とオーランチオキトリウムを一緒にやって、油を採った後のボツリオコッカスのカスをオーランチオキトリウムに食べさせることで、さらに効率が上がると言っていますよね。
どちらにも頑張ってほしいものです。

そして、私が妄想レベルで考えていることは、日本中の下水処理場にこれらの施設を併設したらどうか?ということです。
そもそも、とんでもないお金を使って糞尿などの処理をしているわけですから、それを餌にオーランチオキトリウムを養殖したら、一挙両得なのではないかと思うのですが、ウッドスタインさんはどのようにお考えになりますか?

ありがとうございました。合掌

彼岸花さんへ

彼岸花さん、ありがとうございます。
「日本人の八百万の神信仰の考えかたで 」
あー、この例えはとても良いですね~。そうすると「原子力ムラ」は一神教のカルト教団ということになりますね(笑)。
そして推進派の方達が、いくら倫理的で人道的なことを言われても、まったく揺らぐ様子がないのは、強烈なマインドコントロールがかかってしまっていると…。

なんだかんだ言っても私は、やっぱり脱原発の決め手は「代替エネルギー」だと思うんですよ。
いくら屁理屈を言って原発推進を進めようとしても、明らかに原発がなくても何の問題もないということが証明されてしまえば、もう彼らはグウの音もでなくなってしまうわけで、これは非常に大きいことだと思います。

どうしても、原発政策などの記事が多くなってしまいがちな部分もありますが、彼岸花さんの励ましのお言葉をいただいて、代替エネルギーの新技術の紹介はもっと頑張らなくてはいけないと思いました。

「悪の根源は、経済界にありますね。この牙城を、発送電分離や、電力自由化や不買運動や、で壊していかないと。」

まったくもって同感です。私は不思議に思っているのですが、どうして不買運動がなかなか盛り上がらないんでしょうかね?企業などは“兵糧攻め”にしてしまえば、たちまち音を上げるでしょうし、ある意味 一番効果のある抗議行動だと思うのですが…。

ありがとうございました。合掌

No title

 これはもしかして、数日前にコメント内で紹介したブログの中で紹介されていた著書の話では?
「マグネシウム文明論」矢部孝・山路達也 PHP新書

 ところで、前回の私のコメントに対する管理人さんの御返答の最後に、メタンハイドレードと並んで、オーランチオキトリウムの開発に尽力して欲しい旨がありました。昨年あたりからWebの記事になったり、マスコミでは勝谷誠彦氏、政治家では勝谷氏の盟友の田中康夫氏が紹介したりしていましたがイマイチ盛り上がらず、今年の正月にTBSテレビの「夢の扉+」で採用された後は何となく音沙汰なしだったので、その後どうなったのかと気にはしていました。いい機会だと思って筑波大の渡邉信教授のHPを閲覧するなど進捗状況を探ってみたのですが、東北大や仙台市との共同プロジェクトとして仙台市内での実用化検証プラントの計画があるものの、国への補助金申請の結果が出ず、要するに資金面の問題でプラント計画の実施が滞っている状態のようです。
 油成分を生成する藻類というとボツリオコッカスがあり、IHIがボツリオコッカスの一種で増殖能力の高い榎本藻の研究をしているはずですが、オーランチオキトリウムと比較してどうなのでしょうか。

No title

うみそら居士さん。こんばんは~♪

毎回、どこでコメント入れさせていただこうと迷います。^^
今回はここで。

この、代替エネルギーのカテゴリをたてていただいていること、
いつもありがたいなあ、と思います。
ほんとにいろいろな発電方法があって、とても有望なものも
ありますね。
日本がもっと早く、脱原発に踏み切っていたら、有能な日本人のこと。
今頃は再生可能エネルギーの先進国になれていたでしょうのにね。

なにも、一個所で一基100万キロワット発電出来なくたっていい。
日本人の八百万の神信仰の考えかたで、その地域、その場所に合った
発電方法を、いろいろ考えてやってみればいい。
大口の電気使用者だけはどうしても、困るというなら、火力でも仕方ない
ですが、一般の商店や家庭は、なるべくいろいろな発電方法によって
電気を得るように出来るようにしていけばいいんですよね。

出来ないのではなく、電力会社やそれを後ろで支える大企業や
銀行などがたんにやりたくないからなんですよね…。
政治家は、国民が激しく原発NO!と言えば、きっと脱原発に傾く。
官僚も、政府が断固としていれば従わざるを得ない。
マスコミなどは、風を読むだけですから。
悪の根源は、経済界にありますね。この牙城を、発送電分離や、
電力自由化や不買運動や、で壊していかないと。
…民主党が、ようやく国民の声を聞いて少しづつだけれど
動きつつある…それなのに、もしまた自民党に戻ったら、
原発推進か!と思うと、心配でなりません。
規制委員会人事もです。
この秋の国民の決意と選択が、日本の将来を決めてしまいそうですね。




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