原発のない社会をめざして 原発ポチたちの貧困なる「想像力」について

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原発ポチたちの貧困なる「想像力」について

いまだに自分たちが起こした「過酷事故」に対して当事者意識も加害者意識もなく、「原発」があるから日本は豊かなんだと信じこもうとしているムラの人達。まるでカルト教団などにマインドコントロールを受けている人々のようです。
もちろん…その根底には、自分たちの既得権益を手放したくないという気持ちも隠されているのでしょうから、この洗脳を解くことは容易ではないでしょう。まったく困ったことです!
以下は、週刊現代の記事より抜粋して転載です。







【原発ポチたちの貧困なる「想像力」について】
週刊現代 2012年8月11号より

■何を言っているんだ!

「ご存知の通り、私は処分を受けた身ですので、勝手に個人の意見をマスコミの方にお答えすることはできません。まずは広報に話を通していただいて、広報が回答しろということであれば、いくらでも回答させていただきますので」

終始落ち着いた口調でそう語ったのは、中部電力原子力本部原子力部の岡本道明課長である。

現在、資源エネルギー庁が全国11ヵ所で行っている意見聴取会。これは2030年の総電力に占める原発の割合について、広く国民の意見を聞くという目的で行われているものだ。7月16日に名古屋で行われたその意見聴取会で、「個人として参加した」と言いながら、いかに原発が必要かを滔々と述べたのが岡本氏だった。岡本氏はこの際の発言により、中部電力から注意処分を受けたばかりだ。

'30年の原発依存度を「0%」「15%」「20〜25%」という三つの選択肢のなかから選び、その理由を参加者たちが語るなかで、当然のように「20〜25%」を選んだ岡本氏は、本誌の取材依頼にも、悪びれる様子はなかった。

「原子力発電に関しての議論になると、安全か経済かの二項対立になることが多い。具体的には経済成長よりも安全や命のほうが大事ですというような論調になります。しかし、私はこの二つをまったく別のものとは考えておりません。薬や医療技術があっても、おカネがないために救えない命がたくさんあります。

昨年の福島事故もそうだと考えています。放射能の直接的な影響で亡くなった方というのは一人もいらっしゃいません。それは今後5年、10年経ってもこの状況は変わらないと考えております。では、実質的な福島事故の被害ってなんでしょう? これは警戒区域等を設定することで家や仕事を失ってしまったり、風評被害や過剰な食品基準値の設定で、せっかく作った作物が売れなくなってしまうということから、先行きを悲観して自ら命を絶たれてしまったり、体調を崩してしまったり。これはまさに経済的な影響が安全や命を侵してしまった例であると考えます」

意見聴取会でのこうした岡本氏の発言に、会場からは「何を言っているんだ」などと批難の声が上がった。しかし、表情を変えることもなく、岡本氏の演説は続く。

「経済が冷え込んで、消費が衰退して、企業の国際競争力が低下してしまえば、福島事故と同じこと、あるいはそれ以上のことが日本全体で起こると考えております」

「経産省の試算では、0%シナリオを選択した場合には、家庭の電気料金が最大2・3倍になると言われています。10%値上げするということですらあれだけ大きな反響があるのに、それができるんでしょうか?」

そして、原発がなければ経済的リスクが高まるとして、原発依存度を35%や45%にするという選択肢があれば、自分はそれを選んだと語り、「そのほうが安全だからです」と締め括った。

当然ながら、この岡本氏の発言は大反発を生み、結果的に政府は意見聴取会に電力会社の社員が出席して意見を述べることを禁じたほどである。本誌は、中部電力広報部を通して改めて同氏に取材を申し込んだ。しかし、その回答は

「本人が意見聴取会の場ですべて申し上げたので、これ以上申し上げることはないと言っています」というもの。ご本人は「広報さえ許可すれば話す」と言っていたのだが・・・・・・。

この名古屋の意見聴取会では、日本原子力研究開発機構の國丸貴紀氏が、やはり「20〜25%」を支持する発言を行っている。本誌は同氏にも後日、取材を試みたが、「もう、話すつもりはありません」という回答だった。

■反省するのはそこですか?

それにしても、いまだに福島県内では約16万人もが避難生活を続けているのに、電力会社社員や原発を推進してきた研究機関の職員が、経済的に大変だから原発は必要だと主張すれば、どんな反発を招くか。ちょっと考えればわかりそうなものである。ところが、それさえわからないのが、「原発一神教」を崇拝する「原発ポチ」たちだ。

実際、名古屋での意見聴取会前日に仙台で開かれた同会でも、東北電力企画部長の岡信愼一氏と、同社OBで、電力各社や研究機関などで作る東北エネルギー懇談会専務理事の関口哲雄氏が「20〜25%」を支持する原発推進の立場から発言している。

「今日はこの選択肢(20〜25%)に関して、会社の考えを少しまとめてお話しさせていただきます」と前置きしてから始まった岡信氏の発言は、おおむね次のような内容だ。

「原発は発電過程で二酸化炭素を排出せず、低炭素社会の実現に不可欠である。また、東北の復興のためには安い電力の供給が欠かせない。そのためにも、原発が必要である」

この岡信氏の発言に対しても、会場から批難の声が上がり、同席していた細野豪志原発担当相が参加者をなだめる場面があった。岡信氏に聞いた。

---岡信さんの発言には反発が強かった。事前に予測できませんでしたか。

「個人的には二つの反省点があると考えています。第一は、あくまで個人の立場で参加したのですが、あれだけ大騒ぎになるとは思っていなかった。そこは世の中の状況認識をもっとしっかりしておくべきだったと思います。もう一点は、あそこで話したことは私個人の考えですが、企画部長という立場上、個人の考えと会社の考えは一致しています。だから、『会社の考えをまとめてお話しさせていただきます』と申し上げたのですが、もっと個人の考えであることを強調すべきでした。舌足らずだったといいますか・・・・・・」

(中略)

■世論は圧倒的に脱原発

電力各社で作る労働組合「電力総連」の内田厚事務局長に聞いた。

「あの意見聴取会用に、政府の国家戦略室が作った資料を読むと、あたかも原発ゼロでも世の中がうまく回るような錯覚を起こしてしまう。たとえば、原発ゼロで電気料金が倍になると書いているが、企業の電気料金が倍になれば、そこで働いている人の給料はどれだけ下がるか、ということまでは書いていない。そのあたりのリスクを伝えたくて、意見を述べたのでしょう。その気持ちは同じムラの人間としてよくわかります。
残念なのは、電力会社の社員たちが発言したことで、各選択肢について議論を深めていくという形の報道がなくなってしまったことです。とにかく、電力会社社員が20〜25%支持で意見を言った、許されるのかといった劇場型のニュースばかりになってしまった。
意見聴取会にプロの知識を持った電力会社の社員が参加したら、0%や15%を支持する主婦や学生さんなど一般の方々は論破できてしまう。だから、社員はダメだというなら、別の機会を政府に作ってもらいたいと思いますね」

内田氏に限らず、原発を守ろうとする人々に共通するのは、原発ゼロを主張するのは素人で、何もわかっていない。だからこそ、自分たちがその必要性を説いてあげなければならないという意識である。確かに彼らの度重なる「布教」により、暑いのを我慢するのは嫌だとか、電気料金が上がるのは困るといった理由で「原発も仕方ない」と信じ込む人は、あなたの隣にもきっといるに違いない。そうやって、人々を思考停止状態にすることこそ、原発推進派の狙いだろう。だが、原発に対する国民の理解は圧倒的に深まった。もはや、以前のようにはいかない。

慶應義塾大学の金子勝教授は、意見聴取会での社員たちの姿を見て、こう語る。

「放射能の直接的影響で亡くなった人はいないなんて言えば、かえって反発を買うことは誰でもわかる。『それでもエネルギーとして原発は必要なんです』と下手に出て意見を言うのが普通の感覚です。常識から相当ずれています。彼らは、原発がないと経済が冷え込み、日本がダメになると言うけれど、ダメになるのは電力会社で、日本経済ではない。原発はもはや不良債権なんですよ。自分の会社がダメになるのと日本がダメになるのを混同しているんじゃないでしょうか。そもそも、意見聴取会を開いて何の参考にするのか。結果を尊重する気はないのでしょう。だって、世論は圧倒的に0%支持なんですから」

毎週金曜日に官邸前に集まり、「原発ノー」の声を上げる人たちに「原発がないと日本経済がダメになりますよ」と言ったら、どう感じるだろうか。その問いに答えるのに、原子力工学などの高度な知識は必要ない。これはひとえに「想像力」の問題である。

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彼岸花さんへ

彼岸花さん、こんばんわ。
想像力の欠如!これは本当に深刻な問題ですね。
16万人以上の人が故郷を追われている現実を見ても何とも思わない。
10万年以上も核廃棄物を保管しなければならないリスクが考えられない。
まったく信じられないことです。

記事の中にあった「原発ゼロを主張するのは素人で、何もわかっていない。
だからこそ、自分たちがその必要性を説いてあげなければならないという意識」

これとか、すごい物言いですよね~。本当に唖然としてしまいます。

転載の記事の前にも少しだけ書きましたが…
こういう方達の物言いや態度を見ていると、
私には、カルト教団に洗脳された信者のように見えて仕方がないのです。
強烈なマインドコントロールを受けてしまっているので、
もはや倫理とか道徳などの及ばない世界に行ってしまっていて、
自分たちのやってることが本気で正しいと思っているんでしょうね。
洗脳というのは本当に怖いものですね。


>単に日本国内の反原発、原発推進派の争い以外の要素が見えてきてしまいました。
>それはアメリカの影、です。

そう、案の定アメリカさんがしゃしゃり出てきましたね。
これも大きな問題ですよね。私もそのことについて今考えているところです。
現在の世界情勢と日本の立場を考えれば、アメリカには逆らいにくく、
多少の譲歩が必要な部分もわからないではないですけど、しかし…
この「原発」の問題だけは決して譲るわけにはいかない。

唯一の原爆の被害国であり、また原発の加害国でにもなってしまった日本が、
何としても、世界に先駆けて全ての「核」を無くすこと!
それが未来の人類に対する我々の大切な使命であり、また至上の義務ですよね。
そのためには、やはり国民の一人ひとりがもっと大きな声を上げていき、
世界中に訴えていかなくてはならないのだと思います。

いつもありがとうございます。合掌

No title

おはようございます。
ほんとに、原発問題は、想像力の問題だと私も思います。
あの、3月11日、地震が起きて、真っ暗な原発の中で、
状況をつかもうとして走り回って、刻々状況が悪化して行くのを
感じていた現場の人々、どんどん冷却水がなくなって、燃料棒が
露出して行く…それなのに、水を注入するすべがない…
あの頃の現場の人間の恐怖、政権内部の絶望、そしてある程度
原発の危険を知っていた私など反原発のものを含む一般の人間の恐怖…
それらを彼らは認識していないんですね。
原発がメルトダウン、それは困るな、あ、何とか冷やすことが出来るようになった、
よかった、大したこと無かった、人も一人も死んでない…
そのくらいの感じしか抱いていないんでしょう。
避難命令が出て周辺の人間が誰もいなくなる…その中で動けずに
助けを待って死んでいった人がたくさんいるはずです。
経済がだめになると、とそればかり言うけれど、自殺した酪農家の方だって、
原発事故が起きなきゃ、死ぬ必要なんてなかった…
ほんとに、他者の痛みに、これっぽッちも想像力がない。

意見聴取会などに関しましては、たとえ電力会社の人間であろうと、
一個人として参加する限り、排除してはならないと、私は思います。
それは公正ではない。
ただ、実際こうして参加した人間の意見は、異常な感じでしたね。
自分たちの論調がおかしいということに全然気づかない、というところが
すでにおかしい。『死んだ人は一人もいない』などと発言することが
どれほどの反発を招くか、想像することさえ、出来ない。
原発の必要性を訴えるつもりが逆効果だった、ということさえ、わからない。

彼らは原子力の専門家だ、と思って、素人相手を論破するのなんて
簡単だ、と思っていたかもしれないけれど、それがすでに間違い。
ゼロシナリオの意見の人々の見事だったこと!
経済の側面からしか原発を見ていない人々は、今しか見ていない。
これからどんどん溜まって行く高レベル放射性廃棄物に対する
想像力も働かせられない…

ただね。政府が、革新的エネルギー・環境戦略の閣議決定を
見送ったこと。このことあたりから、単に日本国内の反原発、原発推進派の
争い以外の要素が見えてきてしまいました。
ことはそう簡単な、単純なものじゃないんだ、ということが私にも
わかってきた…
それはアメリカの影、です。
私は今、それで黙り込んでいます。まだ考えがまとまりません…
いずれ書きたいと思います。

 
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